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「コスモプロフ・アジア2024」が香港で開催、日本企業支援を強化(香港、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年11月29日 10時25分

アジア最大規模の国際美容展示会「コスモプロフ・アジア香港(Cosmoprof Asia Hong Kong2024」が111215日、香港で開催された。27回目を迎えた同展示会は「コスモプロフ・アジア」と「コスモパック・アジア」の同時開催となった。

「コスモプロフ・アジア」は111315日に香港コンベンション・エキシビジョンセンター(HKCEC)で開催され、香水・化粧品や洗面用品、ヘアサロン用品など主要化粧品分野の完成品が展示された。「コスモパック・アジア」は111214日に香港のアジアワールドエキスポで開催され、原材料や包装などの化粧品素材が展示された。

2つの展示会には47カ国・地域から2,500社以上、日本からは84社が出展した。また、フランス、ドイツ、日本、韓国、中国、オーストラリアなど18カ国・地域がパビリオンを設置した。ジェトロは2023年に続いて「コスモプロフ・アジア」でジャパンパビリオンを設置し、日本企業30社に対して出展支援を行った。今回、企業ニーズの高まりを受け、支援規模を2023年の1.5倍に拡大した。

会期初日には香港化粧品同業協会がジャパンパビリオンを訪れ、同協会員の香港化粧品小売り大手のSASA(莎莎)などを対象にしたVIPツアーを実施した。また、香港のキーオピニオンリーダー(KOL)が各出展企業のブースを訪問し、ライブ配信を通じて商品やブランドのPRを行った。

写真 KOL配信の様子(ジェトロ撮影)

KOL配信の様子(ジェトロ撮影)

会期23日目には、ジェトロ香港事務所と広州事務所がそれぞれ、美容・化粧品分野の有力バイヤーを誘致し、個別ビジネスマッチングサービスを実施した。同マッチングサービスでは、ジャパンパビリオン出展企業30社に加え、単独出展の日本企業10社が参加し、バイヤーとの商談を実施した。

また、ジャパンパビリオン内では、海外バイヤー向けのBtoBオンラインカタログサイト「Japan Street」の広報を目的としたブースを併設し、ジャパンパビリオン出展者の製品を展示した。

主催者のインフォーマ・マーケッツが実施した「コスモプロフ・アジア・アワーズ2024」では、ジャパンパビリオンに出展した企業の西尾、近江兄弟社がファイナリストに選出された。日本企業のファイナリスト選出は2019年の開催以来4年ぶりの快挙となった。

写真 ジャパンパビリオン(ジェトロ撮影)

ジャパンパビリオン(ジェトロ撮影)

今回の展示会には119カ国・地域から6万975人が来訪し、会期2日目には台風接近による開場時間の変更など影響があったものの、前回開催の2023年と変わらぬ盛況ぶりをみせた。中国を含むアジアからの来場者は引き続き好調だったが、欧州、中東、アフリカなどからの来場者数も顕著に増加した。

ジャパンパビリオンの出展企業からは、「これまで出展した展示会で最も来場者が多く、アジア、中東、欧州など世界中のバイヤーと商談することができた」「普段は交流できない国の企業に対して商品を紹介することができ、市場拡大に役立った」などの声が聞かれた。

(大野豪太、舘彩乃)

(香港、日本)

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