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米国のサリバン補佐官と中国の王外相が会談、首脳会談後の進展を確認(米国、中国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年1月30日 10時50分

米国のホワイトハウスは1月27日、ジェイク・サリバン大統領補佐官(安全保障)が、中国の王毅・共産党中央政治局委員兼外交部長(以下、外相)と1月26~27日にタイのバンコクで会談したと発表した。

ホワイトハウスが発表した会談要旨によれば、両者は2023年11月に行われたジョー・バイデン大統領と習近平国家主席の首脳会談(2023年11月16日記事参照)のフォローアップを行った。サリバン補佐官は、米中は競争関係にあるが、対立や衝突に発展するのを防ぐ必要があると強調し、両者は軍と軍によるコミュニケーションの再開などの意思疎通チャンネルを維持することの重要性を指摘した。

また、人工知能(AI)に関する米中対話を2024年春に開催するための議論をした。米国では、国土安全保障省によるAIの責任ある利用に関する政策発表(2023年9月20日記事参照)、AIの安心、安全で信頼できる開発と利用に関する大統領令の発令(2023年11月1日記事参照)、それに基づく規制案が発表されるなど(2024年1月29日記事参照)、AIへの規制についての検討が進んでいる。

そのほか、サリバン補佐官と王外相は、米中麻薬対策ワーキンググループの発足を含め、麻薬対策問題での協力の進展を歓迎した。ホワイトハウスは今回の会談にあわせ、米中麻薬対策ワーキンググループが1月30~31日に行われると発表した。米国では鎮痛剤として使用されるフェンタニルの過剰摂取による死者が増えており、社会問題になっている。その多くが中国から米国に流入しているとされている。

軍によるコミュニケーションやAI対話、麻薬対策については、11月の首脳会談で、両国間で協力していくことが確認されていた。

サリバン補佐官と王外相はまた、ロシアのウクライナ侵攻や中東での紛争などについても、率直かつ実質的で建設的な議論を行った。中国と台湾の関係についても議論し、サリバン補佐官は台湾海峡の平和と安定を維持することの重要性を強調した。国務省は、1月に行われた台湾の総統選挙を受けて、祝意を示す声明を発表していた(2024年1月19日記事参照)。

ホワイトハウスが別途公開したメディアブリーフィングによると、サリバン補佐官は、中国の不公正な通商慣行に対する米国の懸念とともに、機微技術の流出については「デカップリング」ではなく「デリスキング(リスク軽減)」「狭い庭に高い壁(対象領域を絞り込んで、厳しく規制する)」とするバイデン政権のこれまでのアプローチを繰り返し伝えたという。

サリバン補佐官と王外相はまた、バイデン大統領と習主席の電話会談を含め、主要分野におけるハイレベル外交を進めていくことを約束した。

(赤平大寿)

(米国、中国)

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