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横浜でインドセミナー開催、ネットワーキングもにぎわう(横浜、インド)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月21日 0時5分

ジェトロ横浜は6月7日、神奈川県と在日インド大使館、神奈川産業振興センター、横浜商工会議所、横浜インドセンターとともに、「インドビジネスセミナー」を横浜市内で開催した。125人以上が参加し、セミナー後には参加者同士の交流でにぎわうなど、関心の高さがうかがえた。

写真 セミナーの様子(ジェトロ撮影)

セミナーの様子(ジェトロ撮影)

セミナーでは、インド大使館のカルン・バンサル商務官が基調講演を行い、特に注目すべき点としてインドの研究開発力を挙げた。スーパーコンピュータや人工知能(AI)、ロボット、サイバーセキュリティーなど、先端分野の研究が推進されている点や、540万人に上る技術系人材の豊富さなどを強調した。

そのほか、横浜市に本社を構え、インドにも進出している4社も登壇した。半導体商社のマクニカは、インドのスタートアップ企業クラウドアナリティクス(CrowdANALYTIX)との協業について紹介し、「インド企業とインド人はポジティブ、アグレッシブ、エネルギッシュといった、日本企業に不足している要素を補完してくれる存在」として、連携の効果を伝えた。医療系スタートアップ企業のアットドウスは、インドビジネス成功のポイントとして「本物のパートナーを見極めるための人脈や信頼関係の構築が重要」と指摘した。印刷・翻訳サービスを提供するYAMAGATAは、現地責任者が「2007年設立当初からのスタッフで安定した操業を実現している」ことや、「独自の製造部門を持たずに現地パートナーと提携してサービスメニューを増やす工夫をしている」ことを紹介した。タミル・ナドゥ州に拠点を持ち、人材紹介・派遣サービスなどを提供するサンウェルは、インドが誇る豊富な理系人材の魅力に触れ、インド国内では雇用機会が人材の数に追いつかず、「高度な技術国家として高い評価を受ける日本」が人材の受け皿として魅力的になり得ると指摘した。

横浜市には戦前から多くのインド商社があり、横浜市と西部ムンバイ市が姉妹都市協定を結ぶなど、友好の歴史が長い。日本とインドをつなぐ新たな取り組みとして、国境を越えたイノベーションの創出に期待したい。

(堀田萌乃、芥川晴香)

(横浜、インド)

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