モルドバ、国民投票はEU加盟賛成が僅差で上回る、大統領選は決選投票へ(モルドバ)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年10月22日 14時45分
モルドバで10月20日、EU加盟の是非を問う国民投票と大統領選挙が実施された。モルドバ中央選挙管理委員会(CEC)が10月21日に発表した同日午前10時時点の暫定結果は次のとおり。
EU加盟の是非を問う国民投票では、賛成が50.16%、反対が49.84%。国民投票は選挙人名簿登録者数の3分の1以上が投票し、うち過半数が賛成票を投じれば承認される。CECの報告に基づき、憲法裁判所が10日以内に国民投票の有効性について判決を下すが、条件を満たしていることからEU加盟の方針を憲法に盛り込むことが承認される見込みだ。
大統領選では、候補者11人のいずれもが過半数の票を獲得せず、決選投票に持ち越し。決選投票では、現職大統領で行動連帯党(PAS)のマイア・サンドゥ氏と、次点の親ロシア派で元検事総長、社会党(PSRM)から支持を得たアレクサンドル・ストヤノグロ氏が争う。開票率99.32%の時点で、得票率はサンドゥ氏が42.31%、ストヤノグロ氏が26.09%だった。
CECによると、総投票者数は156万2,238人。投票率は51.67%で、前回2020年の大統領選の第1ラウンド(42.76%)を大きく上回った(2020年11月4日記事参照)。首都キシナウでの投票率は54.13%(36万1,786人)、親ロシア派地域で独立国家を主張するトランスニストリア(沿ドニエストル)地域では1万6,131人が投票した。大統領選の決選投票は、11月3日に実施される予定。
(高崎早和香)
(モルドバ)
外部リンク
- ドイツの9月インフレ率、前年同月比1.6%に低下(ドイツ)
- ブリンケン米国務長官が中東歴訪、イスラエルでネタニヤフ首相らと会談(カタール、レバノン、パレスチナ、米国、英国、イスラエル、イラン、サウジアラビア)
- ウクライナの貨物航空会社、ロシアによる侵攻後初の国際線運航の免許取得(チェコ、ウクライナ)
- 税関改革法が成立、汚職対策のため外部評価などを導入(ウクライナ)
- EU首脳、より厳格な移民政策の検討指示、競争力強化策は進展なし(EU)
- 欧州委、ディープテック分野への共同出資を強化(EU)
- 英政府、医療機器の市販後調査に関する規制強化へ法案提出(英国)
- 英政府、エネルギー空間計画の方向性発表、地方政府・業界団体との連携も加速(英国)
- ベルリン近郊のフォトニクス展示会に、浜松の光学業企業などが出展(日本、ドイツ)
- ドイツへ光学産業企業や起業家などのミッション団を派遣(日本、ドイツ)
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1イスラエル攻撃で約60死亡 レバノン首都など
AFPBB News / 2024年11月24日 11時41分
-
2中国・35人死亡の車暴走事件 私たちを取り囲み、映像を消せと迫った謎の「市民」たち
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月24日 7時30分
-
3北朝鮮に石油を大量供給か ロシア、国連制裁違反の疑い
共同通信 / 2024年11月23日 18時11分
-
4「難民なんて全部ウソ」「働くため日本へ」川口の難民申請者の8割、トルコ南部3県に集中 「移民」と日本人 クルド人が川口を目指す本当の理由①(下)
産経ニュース / 2024年11月24日 14時5分
-
5COP29 途上国支援「年46兆円」で合意 「目標額が少なすぎる」の声も
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月24日 11時43分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください