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第2四半期の出生数が8年半ぶりに増加(韓国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年9月4日 0時35分

韓国統計庁が8月28日に発表した「2024年6月の人口動向」によると、2024年第2四半期(4~6月)の出生数が前年同期(5万6,147人)比1.2%増の5万6,838人となった。同期間の合計特殊出生率(注)は0.71で、前年同期と同一の水準だった。同時に発表した6月の出生数は前年同月(1万8,585人)比1.8%減の1万8,242人だった。

「ハンギョレ新聞」(8月28日)は統計庁の見解を次のように紹介している。

出生数が前年同期比で増加したのは、2015年第4四半期(10~12月、前年同期比0.6%増)以来、8年半ぶり。2024年4月(前年同月比2.9%増)と5月(同2.6%増)の出生数の増加が第2四半期の出生数増に大きく寄与した。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期された婚姻の件数が2022年下半期から2023年上半期にかけて増加したことで、出生数も増加したと考えられる。2024年下半期まで出生数増加が続く可能性がある。
新型コロナ禍の反動による婚姻件数の増加が落ち着けば、合計特殊出生率は再び低下すると予想される。

(注)1人の女性が生涯に産む子供の数。

(橋本泰成)

(韓国)

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