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深セン市の職業訓練学校で「第2回日本調味料 x 中華料理コンテスト」を開催(中国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年10月31日 0時35分

ジェトロは10月26日、農林水産物・食品 輸出支援プラットフォームの日本調味料市場開拓プロモーションの一環として、「第2回日本調味料 x 中華料理コンテスト」を中国・広東省深セン市の広東深セン職業訓練学院で開催した。前回のコンテスト同様(2024年2月9日記事参照)、このイベントの参加者は、主催者が準備した日本の調味料(13社、約30種類)を自由に選択し、それぞれ合計2品の中華料理を作った。全ての料理には日本の調味料が使用され(注)、中華料理および日本料理の専門家がそれらを審査した。本イベントは、当地の調理課程を持つ職業訓練学校および深セン市日本料理協会と共催で、在広州日本総領事館の協力も得て行われた。コンテストには、中華料理店のほか、政府機関、国有企業、幼稚園などのシェフ、合計33人が参加した。

コンテストでは、日本の調味料を使用した特性ソースの冷菜やサラダ、柚子胡椒(ゆずこしょう)などを使用した炒め物やフライなどさまざまな料理が調理された。食器にもこだわった豪華な中華料理や、あえて中国の家庭料理風にシンプルに盛り付けたもの、日本の雰囲気を感じさせるものなど、それぞれの参加者が、見た目にもさまざまな工夫を凝らした料理が次々と並べられた。

コンテスト会場には、コンテストで使用する日本の調味料を紹介するブースを設置、日本企業が直接コンテスト参加者に自社製品をPRした。調味料メーカーにとっては、商品を卸している場合でも、現場で実際どのように自社製品が使われているかを目で見る機会は限られる。日本企業からは「日本調味料を中華料理でどのように使っているのか知る機会となった」「(調味料の売り上げを増やすには)中華料理で使用されることが重要と考えている」といった声があった。企業やコンテスト参加者だけなく、職業訓練学校の調理課程とは全く異なる課程を学ぶ他の生徒も、コンテストと次々と並ぶ料理に興味津々の様子だった。

前回もブースを設置した日本企業の担当者は、「前回の参加者は企業や銀行の食堂のシェフが多かった。コンテスト後もコンタクトがあり、実際に銀行の食堂でサンドイッチやサラダに自社製品が採用されたと聞いている」と話した。中国では現在、日本産の一部の農水産物について輸入規制があるが、ジェトロでは2024年度も各所と協力して、中華料理業界に日本の商品を浸透させる活動を実施していく。今回のような活動を通じて、引き続き現地文化に日本の商品を根付かせる活動を継続していく予定だ。

写真 審査の様子(ジェトロ撮影)

審査の様子(ジェトロ撮影)

写真 調理の様子(ジェトロ撮影)

調理の様子(ジェトロ撮影)

(注)コンテストのルールは次のとおり。(1)参加者は合計2品の料理を準備する。(2)塩および砂糖を除く全ての調味料は、原則、主催者が用意した日本の調味料を使用する(日本の調味料とは、日本に本社を置く企業が開発/生産を行ったもの。具体的には、しょうゆ、みそ、ワサビ、各種ソース、カレールー、ドレッシングなど)。

(西村京子)

(中国)

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