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広州市、省エネ車のナンバープレート発給を抽選不要に(中国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年7月19日 0時10分

中国の広州市では7月1日から、省エネルギー車(一定の条件を満たす非プラグインハイブリッド車、注)のナンバープレート取得方法を抽選から申請に変更した。この新規定を実施するため、広州市乗用車指標調整コントロールサービスセンターは翌2日に申請ガイドラインを発表した。新規定は、広州市政府が5月29日に発表した「広州市乗用車指標調整管理弁法」(穗府弁規〔2024〕9号)に基づくもので、有効期限は2029年6月30日までとした。

広州市ではこれまで、新エネルギー車(電気自動車、プラグインハイブリッド車、燃料電池車)のみが競売や抽選を経ずにナンバープレートが公布される優遇措置を受けていた。省エネ車(非プラグインハイブリッド車)については、ガソリン車と同様に、競売や抽選を経てナンバープレートを入手する必要があった。今回の措置により、7月1日以降は省エネ車は新エネルギー車と同様、申請すればナンバープレートが直接発給されることになった。広州交通運輸局の解説によると、省エネ車のナンバープレート発給計画数に対し、抽選参加者数が下回る状態が続いていた。同市の2024年6月の乗用車ナンバープレートの発給結果をみると、省エネ車ナンバープレートの発給計画数は7,400枚(企業に300枚、個人に7,100枚)で、抽選参加者数は1,495人(企業94社、個人1,401人)と大幅に下回った。今回の申請方法の変更により、抽選より簡便に省エネ車のナンバープレート取得が可能となった。さらに、同弁法では、ガソリン車のナンバープレートの発給枚数を従来の年間10万8,000枚(抽選6万枚、競売4万8,000枚)から、8万枚(抽選と競売それぞれ4万枚)に減らした一方、省エネ車と新エネ車については、ナンバープレート発給枚数に制限を設けていない。

申請ガイドラインによると、省エネ車のナンバープレート発給申請に必要な書類について、個人の場合は、有効な身分証明書(外国人はパスポートとその中国語訳版)と車両合格証(中古車なら自動車登記証)の2点、企業の場合は、企業の登記証(あるいは営業免許)、委任された人の身分証明書、車両合格証(中古車なら自動車登記証)、企業法人の授権委託書の4点が必要となる。

(注)広州市乗用車指標調整管理弁法の第4条によると、同弁法での省エネ車の定義は次のとおり。工業情報化部の「道路機動車両生産企業および産品公告」中の産品総合工況燃料消費量と、「国家標準車燃料消費量制限値(GB19578)」中の対応する制限値の比率が60%を下回る非プラグインハイブリッド乗用車(小客車)。省エネ車の認定に当たっては、車両生産企業の申請を受け、市交通行政主管部門、市工業情報化主管部門、公安、交通警察など複数部門が共同で確認する。

(梁梓園)

(中国)

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