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8月のインド乗用車販売、7月に続きマイナス成長(インド)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年9月20日 0時10分

添付資料PDFファイル(153 KB)

インド自動車工業会(SIAM)は9月13日、2024年8月の自動車統計(出荷ベース)を発表した。乗用車〔多目的車(UV)とバンを含む〕の国内販売台数は、前年同月比1.6%減の30万8,779台で、2カ月連続のマイナス成長となった(添付資料表1参照)。なお、表1の数字には含まれていないが、地場タタ・モーターズの乗用車販売台数を含めると35万2,921台に上る(注)。タタを除く自動車販売全体(乗用車、二輪車、三輪車)では、前年同月比7.5%増の209万409台となり、二輪車が乗用車の落ち込みを補ったかたちになった。

SIAMのラジェシュ・メノン事務局長は「8月の乗用車販売は前年同月比でマイナス成長が続く一方、三輪車は7.7%増加、二輪車は9.3%の伸びをみせた。インド政府が最近発表した電気自動車(EV)振興策も相まって、10月、11月の祝祭期に向けて自動車需要は拡大するだろう」とコメントした。

メーカー別乗用車販売では、首位のマルチ・スズキが14万3,075台で前年同月比8.4%減、次いで現代が4万9,525台で8.0%減と不調が続く(添付資料表2参照)。一方で、地場マヒンドラ&マヒンドラは16.1%増(4万3,277台)、トヨタ・キルロスカは36.5%増(2万8,588台)と伸びを見せた。なお、統計に含まれていないタタ・モーターズは、電気自動車(EV)を含め4万4,142台で、引き続き3位相当につけた(同社発表)。

車種別にみると、首位はスズキのコンパクトモデル(「スイフト」「ワゴンR」など計5万8,051台)だが、前年同月比19.9%減と落ち込んだ。2位以下はUVが占め、マルチ・スズキのコンパクトUV(「ブレッツァ」など計3万2,169台)が7.8%増、同社のUV(「グランド・ビターラ」など計2万7,601台)が14.4%増と好調だ。4位はマヒンドラ&マヒンドラのミニバン(「マラッゾ」など計2万4,083台)で、46.3%増だった。

二輪車販売は、前年同月比9.3%増の171万1,662台だった(添付資料表1、表3参照)。メーカー別にみると、首位はヒーローが返り咲き、49万2,263台で前年同月比4.1%増だった。前月に首位だったホンダは、49万1,678台で9.0%増と好調が続き、ヒーローと首位争いが続いている。

(注)タタ・モーターズの販売台数は単月の乗用車販売台数のみ公開。自動車販売台数全体およびセグメント別、メーカー別、車種別、二輪車、三輪車統計には含まれない。

(岩井澪佳)

(インド)

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