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One ASEAN Startup Awardがクアラルンプールで開催、ASEANスタートアップ10社が登壇(マレーシア、ASEAN)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年7月3日 0時30分

添付資料PDFファイル(231 KB)

東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA、注)は6月25日、ASEANのスタートアップ・エコシステム発展への貢献を目的とした「One ASEAN Startup Award 2024」のプレイベントをマレーシア・クアラルンプールで開催した。「One ASEAN Startup Award 2024」では、「デジタル・AI(人工知能)」「インパクトスタートアップ」の2つのカテゴリーでピッチに登壇するASEANのスタートアップを募集しており、プレイベントはクアラルンプールのほか、4月のフィリピンはマニラを皮切りに、カンボジアのプノンペン(9月)で開催される。各プレイベントの受賞者は、2024年末にラオスで開催予定の本イベントに参加し、最優秀賞を狙うことになる。

クアラルンプールでは、マニラでのプレイベントを大きく上回る150社から応募があった。事前審査を通過した各カテゴリー5社の計10社(添付資料表参照)がピッチに登壇し、約160人の来場者の前で、自社のテクノロジーやASEANの社会課題解決に向けたビジネスプランを競った。

審査の結果、「デジタル・AIカテゴリー」からは、AIを用いた知育事業を手掛けるトイボックス・クリエーションズ・アンド・テクノロジー(Toybox Creations and Technology)が、「インパクトスタートアップカテゴリー」からは、再生可能な植物などから作る合成天然繊維などの繊維技術に特化したミッドウェスト・コンポジット(Midwest Composites)が優秀賞に選出された。

トイボックス・クリエーションズ・アンド・テクノロジーは、マレーシアおよび東南アジアにおける発達健診の必要性とマレーシアの州政府や教育機関との連携実績を紹介した。同社の石橋正樹最高経営責任者(CEO)は「マレーシアを含め東南アジアはインクルーシブ教育の分野で社会課題も多く、政府や関係機関と連携することで事業拡大の余地が大きい」とコメントした。同社はマレーシアのVC(ベンチャーキャピタル)や企業と連携しつつ、アクセラレーションプログラム、日ASEANにおけるアジアDX促進事業、J-Bridgeといったジェトロのサービスも活用しながら、今後の事業拡大に意欲を示している。

写真 記念撮影の様子(ジェトロ撮影)

記念撮影の様子(ジェトロ撮影)

写真 優秀賞受賞者(ERIA提供)

優秀賞受賞者(ERIA提供)

(注)ERIAは、東アジアおよびASEANの経済統合に資する政策研究、政策提言活動を実施することを目的として、2008年にインドネシアのジャカルタに設立された国際機関。

(都築佑樹)

(マレーシア、ASEAN)

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