成都イトーヨーカドーの店舗でジャパン・フェス2024を開催（中国）

ジェトロは11月23～24日、イトーヨーカドーの中国法人である成都伊藤洋華堂と連携して、四川省成都市内の同社の双楠店で「ジャパン・フェス2024」を開催した。同イベントの実施は、2023年11月に続いて2回目となった（2023年11月27日記事参照）。

日系の食品メーカーや流通事業者など19社が出展し、来場者に菓子、調味料、日本産コメ、日本酒、焼酎などの試食・試飲を提供した。また、オールジャパンでの取り組みを推進する観点から、JNTO（日本政府観光局）のほか、長野県、横浜市、広島県、徳島県、北九州市、鹿児島県といった自治体も出展し、各地域の観光情報とあわせて地元の食品のPRを行った。

出展者からは、「会場となった店舗は来場者数が多いだけでなく、上質な商品を求める層が多く、日本文化への関心の高さも感じられた。本イベントへの参加を通して、中国の西南地域におけるブランドの認知度向上に非常に役に立った」「事前に用意したサンプルや広報資材が足りなくなるほど、予想以上に来場者数が多かった」「普段はなかなか売れない高価格帯の商品も売れた」などの声が聞かれた。

同イベント期間中の同店舗の食品売り場への来場者は、前年の開催時に比べ約1割増の延べ約1万8,000人となった。ジェトロとしては、日本産食品のさらなる輸出拡大に向けて、今後も観光PRと組み合わせて、成都市をはじめ各地域における日本産食品のさらなる認知度向上および需要創出に資する取り組みを継続的に進めていく方針。

会場の様子（ジェトロ撮影）

自治体による観光PR（ジェトロ撮影）

（内田剛）

（中国）