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米東海岸発スタートアップが輸送・先進製造の生産性向上を提案(米国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2021年7月7日 1時0分

添付資料PDFファイル(76 KB)

ジェトロが在日米国大使館商務部と共催したオンラインイベント「Virtual Pitch Fest -Beyond Silicon Valley-」(5月19日開催)では、米国東海岸地域から輸送・物流と先進製造の分野のスタートアップ8社が参加し、自社技術・サービスを紹介するピッチを行った。

各社のピッチセッションに先立ち、東海岸のスタートアップエコシステムについて解説した米国アクセラレーター、テックスターズのマネージング・ディレクターであるライラ・パートリッジ氏は、エコシステムを形成する3要素として、起業家などの優秀な人材、大学などの教育機関、資金(投資家)があると指摘。東海岸地域では今日、ボストン(マサチューセッツ州)やニューヨークなどの主要都市だけでなく、ピッツバーグ(ペンシルベニア州)やハートフォード(コネティカット州)など、前述の3要素が充実する他の都市でもエコシステムが新たに発展していると紹介した。これら新興地域では、自治体政府などの積極的な財政支援があることが特徴という。

ピッチセッションには、8社(添付資料表参照、注)が登壇した。輸送・物流分野では、自動運転関連ソフトウェアを開発するエッジ・ケース・リサーチ(Edge Case Research、本社:ピッツバーグ)が、自動運転技術の開発者向けの安全性シミュレーションシステムと保険会社向けの自動運転リスク分析システムを紹介した。同社システムは世界初の自律走行製品評価の安全規格「UL 4600」を取り入れており、顧客が収集した路上走行データなどを統合して自動運転のリスク評価が可能という。

ロコメーション(Locomation、ピッツバーグ)は、人間が操縦するトラックに後続のトラックが自動追従する自律走行技術を開発する。同社は、トラック業界ではドライバー不足や労働時間の長さが事故発生率や収益率の悪化を招いている、と指摘。同社の技術を導入することで労働環境や輸送量を改善できるとし、熟練ドライバーが減少する日本でも将来的にサービスを展開したいと語った。

先進製造分野では、ディープハウ(DeepHow、ミシガン州デトロイト)が、従業員のスキルギャップを解消するための学習プラットフォームを紹介した。このプラットフォームでは、熟練労働者の技能をビデオに記録し、人工知能(AI)がそれを分析、トレーニングツールとして編成する。ビデオは従業員にオンデマンドで提供され、大人数に迅速にノウハウを伝承できると同社は強調した。

ジェトロは今回のイベント後、ピッチを聞いて協業・連携に関心を持った日本企業を対象に、参加スタートアップとのビジネスマッチングも実施した(注)。

写真 ピッチセッションの様子(上からエッジ・ケース・リサーチ、ロコメーション、ディープハウ)(ジェトロ撮影)

ピッチセッションの様子(上からエッジ・ケース・リサーチ、ロコメーション、ディープハウ)(ジェトロ撮影)

(注)各スタートアップへのコンタクトを希望の場合は、在日米国大使館商務部担当者(島田:atsuko.shimada@trade.gov)までご連絡ください。

(甲斐野裕之)

(米国)

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