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ジェトロ、山東省青島市で初の日本産酒類商談会を開催(中国、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月19日 0時10分

ジェトロは12月2日、日本の国税庁と連携し、中国山東省青島市で、日本産酒類商談会を初めて開催した。これは6月の天津市(2024年6月27日記事参照)と遼寧省瀋陽市(2024年7月3日記事参照)に続くもので、この商談会はジェトロ日本産食品サンプルショールーム事業の一環として実施している。日本の酒造会社や日本産酒類を取り扱う在中国の輸入卸売業者など32社が日本産酒類396SKU(注)を出品し、試飲会と商談を行った。商談会には、青島市を中心とする山東省のワイン卸売業・小売業者、日本料理店などの飲食店関係者、流通業者など約300人が来場した。

商談会に参加した日本産酒類を取り扱う輸入卸売業者は「現状では、青島市の日本料理店をはじめとする酒類取扱業者は、新たに日本酒を取り扱うきっかけとなる購入ルートが限られており、日本酒への関心が乏しい。また、レストランへの来店客に対して日本酒を薦めるには、レストランのオーナーだけでなく、ウエーターにも日本酒に関する知識が必要だ。今回の商談会会期中に開催された唎酒師(きき酒師)による日本酒に関するセミナーを通じて、日本酒に貼られたラベルから、その風味とストーリーを読み解く知識を会得してほしい」とのコメントがあった。

今回は、ジェトロが山東省で開催した1回目の日本産酒類商談会となった。同省の経済規模は2023年に9兆2,069億元(約193兆3,449億円、1元=約21円)に達し、中国の省・直轄市・自治区の中で第3位となっている(2024年2月5日記事参照)。また「中国統計年鑑2023」によると、山東省の2022年末時点の人口は1億100万人で、広東省の1億2,900万人に次ぎ、第2位となっている。

さらに、山東省はビールの生産量が全国首位に位置するなど、酒類の生産量が多く、古くからの醸造の歴史があり、中国のワイン産業や白酒の発祥の地の1つともされている。

写真 試飲・商談の様子(ジェトロ撮影)

試飲・商談の様子(ジェトロ撮影)

写真 商談会期間中に実施した唎酒師(きき酒師)によるバイヤー向け日本産酒類セミナー(ジェトロ撮影)

商談会期間中に実施した唎酒師(きき酒師)によるバイヤー向け日本産酒類セミナー(ジェトロ撮影)

(注)SKUは、Stock Keeping Unitの略で、受発注や在庫管理を行う際の最小単位。

(李燕)

(中国、日本)

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