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遠州・和栗プロジェクト、海外向け催事を初開催(静岡)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年9月30日 0時15分

静岡県西部に位置する掛川市の掛川栗をはじめ日本各地の和栗の「WAGURI」ブランドを創設し、世界へその魅力を発信することを目指す「遠州・和栗プロジェクト」の一環として、9月18日、「夕ざりの和栗茶事&ガラディナー」が開催された。静岡県の鈴木康友知事および静岡県西部を中心とする9市町の首長や地元企業幹部、そしてインドやフィリピンの在日大使館関係者ら、総勢50人以上が参加した。

このプロジェクトは、菓子製造・販売の春華堂やスズキ、ヤマハ発動機、ソミックマネージメントホールディングスなど静岡県西部の企業、自治体、JA、ジェトロを含む支援機関などを中心に30以上の団体・企業が参画し、地域関係者が事務局となり実施されている。JAによる生産管理の手法や、民間企業による農作業の効率化、非破壊糖度計測(注)の試みなど、各参加者が得意とする分野で技術やノウハウを共有・活用するそれぞれの部会に分かれている。1~2カ月に1度、事務局のミーティングを対面で開催し、各部会の取り組みの進捗状況などを共有している。静岡県西部に限らず他の栗産地から視察団が訪れるほか、県外の栗産地からもプロジェクトの参画があるなど、地域に縛られない裾野の広さも特徴である。

本催事は、静岡県西部の特産品である茶と和栗をコラボレーションさせることで、和栗の魅力を世界に向けて発信する意図で開催された。茶会で来賓者をもてなすとともに、プレゼンテーションによって本プロジェクトの特徴や、和栗の生産量を増やす計画やそのサポートに向けた民間企業の取り組み、そして参画企業の今後の海外展開計画などが紹介された。

写真 プロジェクト参加者の集合写真(春華堂提供)

プロジェクト参加者の集合写真(春華堂提供)

写真 当日の催事用看板(ジェトロ撮影)

当日の催事用看板(ジェトロ撮影)

(注)栗の皮(鬼皮)をむかずに糖度を計測すること。

(田辺知樹)

(静岡)

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