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新首都で建設プロジェクト第8弾の着工開始、海外企業が初参入(インドネシア)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年10月8日 0時35分

インドネシア東カリマンタン州で建設が進められている新首都「ヌサンタラ」で9月25日、民間企業などによる建設事業の発表および着工式典が行われた。

今回発表された建設事業は5件で、総投資額は1兆2,700億ルピア(約121億円、1ルピア=約0.0095円)にのぼる(「コンタン」9月25日)。政府による新首都関連の建設事業の発表は通算8回目だが、今回の発表には中国のホテル・飲食大手の徳朧集団(デロニクス・グループ)、オーストラリアの教育機関オーストラリアン・インディペンデント・スクール(AIS)、ロシアの不動産開発マグナム・エステートなど、海外企業3社によるプロジェクトが初めて含まれた(9月25日付新首都庁プレスリリース)。

デロニクス・グループは約2万4,000平方メートルの敷地に約5,000億ルピアを投資し、ホテル、サービスアパートメント、ショッピングモール、オフィス、スポーツ・フィットネスセンターから成る商業複合施設「デロニクス・ヌサンタラ」を建設する(9月25日付インドネシア大統領府プレスリリース)。AISは地元教育機関と協力して、7,900平方メートルの敷地に1,500億ルピアを投資し、750人の学生を受け入れ可能な幼稚園から高校までのインターナショナルスクールを建設する(9月25日付インドネシア大統領府プレスリリース)。マグナム・エステートは敷地1.3ヘクタールに3,000億ルピアを投資し、高級住宅を開発する(9月25日付インドネシア大統領府プレスリリース)。

そのほか、地場企業2社がレストラン、ホテルの着工を開始した。レストラン事業を手がけるプラタラン・ラサ・ボガは、レストラン「テラス・フタン・イブ・コタ・ヌサンタラ」を着工(9月25日付インドネシア大統領府プレスリリース)。敷地面積は約2,000平方メートルで、1年以内での完成を見込む。ホテル大手のプリマホテル・マネジメン・インドネシアは1,000億ルピアを投資し、客室154室の「ド・プリマホテル・ヌサンタラ」を着工(9月25日付インドネシア大統領府プレスリリース)した。

ジョコ・ウィドド大統領は、「外国企業によるヌサンタラへの投資が実現したことは、ヌサンタラが投資家にとって魅力的な場所であることを示している。新首都庁には多くの意向関心表明書(LOI:letter of intent)が提出されており、今後より一層の投資が続くことに期待する」と述べた(「ビスニス」9月25日)。

(八木沼洋文)

(インドネシア)

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