シンガポールとインド、半導体分野で協力(シンガポール、インド)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年9月9日 10時0分
シンガポールのローレンス・ウォン首相とインドのナレンドラ・モディ首相は9月5日、シンガポールとインドの関係を「戦略的パートナーシップ」から「包括的戦略的パートナーシップ」に格上げすることに合意した(シンガポール外務省ウェブサイト、インド首相府)。2国間関係をさらに深化させ、拡大するとの双方のコミットメントを反映した。
半導体など4分野で覚書
両首脳は今回の会談に際し、8月26日に開催された第2回インド・シンガポール閣僚円卓会議(ISMR)に合わせて署名された半導体分野での協力の覚書(MOU)のほか、デジタル、教育・技能開発、健康・医療分野での協力のためのMOUの交換に立ち会った。半導体分野では、両国が交わした「インド・シンガポール半導体エコシステム・パートナーシップ」に関するMOUの下、半導体エコシステムにおける補完的な強みをてこに、半導体サプライチェーンの強靭(きょうじん)性を構築する機会を活用する(MTIプレスリリース)。シンガポール貿易産業省(MTI)とインド電子・情報技術省(MeitY)は、両国間の議論を促進し、協力実施を監督し、ベストプラクティスを交換するための政策対話を設置する。また、企業間協力フォーラムを設立し、シンガポール企業庁(Enterprise Singapore)とインド政府組織「インド半導体ミッション」(ISM)の主導の下、両国間の民間部門パートナーシップの促進を図る。
両首脳は、8月のISMRで議論された、(1)持続可能性、(2)デジタル化、(3)技能開発、(4)ヘルスケア、(5)半導体を含む高度な製造、(6)連結性の6つの柱の下での協力、特に半導体や重要な新興技術分野での協力が、「2国間関係に新たな章を開き、両国関係を未来志向のものにする」と強調した(インド首相府)。
(朝倉啓介)
(シンガポール、インド)
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