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第3四半期のGDP成長率は前年同期比3.1%、小売業や製造業の堅調が続く(ロシア)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年11月19日 1時10分

添付資料PDFファイル(136 KB)

ロシア連邦国家統計局は11月13日、2024年第3四半期の実質GDP成長率(速報値)を前年同期比3.1%と発表した。2023年第2四半期以降、6四半期連続でのプラス成長となった。

業種別統計のうち大きく伸びた製造業(前年同期比6.0%増)、小売業(6.0%増)、旅客輸送(3.8%)、卸売業(3.2%増)などが成長を牽引した(添付資料表参照)。

インフレ圧力が高まる中、小売商品売上高は2023年第2四半期以降プラスの成長が続く。2024年7~9月各月の消費者物価指数の上昇率は前年同月比で9.13%、9.05%、8.63%と推移している。ロシア中央銀行は、2025年末の目標4%にインフレ率を抑制するため、2024年10月28日に主要政策金利(キーレート)を19.0%から21.0%に引き上げている(2024年10月31日記事参照)。2023年第3四半期の実質可処分所得は前年同期比9.4%増だった。

2024年通年の実質GDP成長率の予測について、経済発展省は3.9%(9月時点)、中央銀行は3.5~4.0%(10月時点)とし、IMFは3.6%(10月時点)(2024年10月25日記事参照)と想定している。

マクシム・レシェトニコフ経済発展相は2024年の経済について、第3四半期末から第4四半期初めにかけて金融政策の引き締めの影響で経済に冷え込みが見られるが、年間のGDP成長率予測は3.9%で変わらないと説明した(インターファクス通信10月24日)

(小野塚信)

(ロシア)

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