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広東省、144時間トランジットビザ免除措置に関するプロモーションセミナーを開催(中国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年8月7日 11時10分

中国・広東省商務庁、広州市政府は7月25日、外国人の広東省へのビジネス出張促進に向けたプロモーションセミナーを開催した。セミナーでは、144時間トランジットビザ免除措置(2023年10月11日記事2024年5月31日記事参照)の実施を背景に、広東省の144時間トランジットビザ免除措置(注1)のほか、消費環境、文化・観光、免税サービス、モバイル決済などについての説明がなされた。

広州出入国国境検査本部の周英強処長は「2024年の上半期に、広州白雲空港では合計5,193件の144時間トランジットビザ免除措置による臨時入国許可を発行した。40カ国以上(延べ)5,000人余りが同ビザ免除措置を利用して、広東省から中国に入国した」と紹介した(注2)。

同ビザ免除措置が適用される条件の1つである「144時間以内の搭乗日と座席が確定した第三国・地域への乗り継ぎチケット」(2024年5月31日記事参照)に関して、ジェトロが7月25日に、広州出入国国境検査本部に行ったヒアリングによると、香港・マカオも上記の第三国・地域と見なし、例えば、日本→広州白雲空港→香港(またはマカオ)→日本という出張ルートは、同ビザ免除措置を適用できるという。このルートにおける同ビザ免除措置の適用には、広州(もしくは深セン)での入国時に香港・マカオ行きの鉄道チケットまたは関連証明書類を所持していることが必要条件となる。

ただし、「道路」の出国ターミナル(2024年5月31日記事参照、徒歩や車で境界を通過することが可能な地点)から香港・マカオに抜ける場合、上述の関連証明書類として、香港・マカオ行きの鉄道チケットの代わりに、144時間以内に香港・マカオに行くことが証明できる書類の提示でも認められる。証明書類として認められるのは、香港・マカオから第三国への航空券や香港・マカオのホテルの予約票、香港・マカオで開催されるイベントの参加証など(注3)。

また、当日のセミナーでは、144時間トランジットビザ免除措置を利用して、広州白雲空港を通して入国する方法を案内する動画が紹介された。動画(英語)は、こちらのリンクより視聴することができる。

(注1)広東省では、2019年5月1日から外国人の144時間のトランジットビザ免除政策を実施している。有効期限3カ月以上の国際旅行証明書(パスポートなど)と、144時間以内の搭乗日と座席が確定した第三国・地域(香港・マカオ・台湾を含む)への乗り継ぎチケット(航空券、乗船券、列車券、香港・マカオへの乗車券を含む)を所持するなどの条件を満たす対象国(日本を含む54カ国)の外国人は、144時間ビザ免除政策を適用可能としている(2024年5月31日記事参照)。

(注2)144時間トランジットビザ免除措置を利用して広東省から中国に入国する場合、活動範囲は広東省内に限られる。

(注3)7月25日時点で、ジェトロ広州が広州出入国国境検査本部に行ったヒアリングに基づく情報。運用や解釈の変更がありうるため、実際の渡航にあたっては、個別の旅程などに照らして最新の情報を確認することが必要となる。

(汪涵芷)

(中国)

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