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日・ベトナム大手6社、事業課題の解決策募集、AI分野が多数(ベトナム、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年7月24日 0時0分

添付資料PDFファイル(4 MB)

ジェトロと経済産業省は7月12日、在ベトナム日本大使館、ベトナム計画投資省、ベトナム国家イノベーションセンター(NIC)と共催で、オープンイノベーション創出を後押しする「イノ(Inno)・ベトナム・ジャパン・ファストトラック・ピッチ2024」(注)ローンチイベントをハノイ市内のNICビルで開催した。会場とオンラインで合計180人が参加した。

ファストトラック・ピッチは2023年に続いて2度目の開催となった(2023年9月4日記事参照)。ローンチイベントでは、10月初旬に開催予定のピッチイベントに向け、日本企業とベトナム企業の計6社が自社のチャレンジ(事業課題)を発表し、それらの課題に対するスタートアップなどからの解決策を募集した(添付資料参照)。提案は9月1日までInno特設ウェブサイトで受け付け、審査を通過した応募者はピッチイベントで提案内容を発表する予定だ。

各社の事業課題では、人工知能(AI)などの先端技術を用いた解決案を求める声が多かった。例えば、地場の複合企業ビングループ傘下のビンAIは、AIモデル導入にかかる高額なコスト負担やその精度と信頼性を高めるための課題を提示した。また、NTTデータは、ソフトウエア開発の開発工程に生成AIを組み合わせることや、販促活動に生成AIを活用することを課題とした。

主催者あいさつで、ジェトロ・ハノイ事務所の中島丈雄所長は、これまで両国企業の協業事例が複数あり、2023年のファストトラック・ピッチでは全世界から96件の応募があったことを踏まえ、「こうした事業を通じて、インフラ、カーボンクレジット、広告などの分野で早くも日本とベトナムの協業が生まれている」と述べた。

NICのボー・スアン・ホアイ副所長は、スタートアップなどの革新的なソリューションがベトナムの社会問題解決や持続可能な開発に貢献するだろうと期待を寄せた。

写真 主催機関や登壇企業の集合写真(ジェトロ撮影)

主催機関や登壇企業の集合写真(ジェトロ撮影)

写真 発表の様子(ジェトロ撮影)

発表の様子(ジェトロ撮影)

写真 イベントの会場(ジェトロ撮影)

イベントの会場(ジェトロ撮影)

(注)2023年から開始した日本とASEAN双方のスタートアップと大企業との協業によるオープンイノベーション創出を後押しする施策「日ASEAN共創ファストトラック・イニシアティブ」の一環として実施。ベトナム、シンガポール、タイ、インドネシアの4カ国で開催する。

(細川雄貴)

(ベトナム、日本)

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