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ベンガルールでジャパン・フェスティバル開催、1万5,000人が来場(インド)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2025年1月21日 0時5分

インド南部のベンガルールで、1月12日にジャパン・フェスティバルがジャパン・ハッバ(注)実行委員会の主催で開催された。当日は日本に関心のある若者たちを中心に、1万5,000人以上が会場を訪れた。

前回のジャパン・フェスティバルは、2023年5月13~14日にインド理科大学院(IISc)バンガロール校で行われたが(2023年5月17日記事参照)、今回は会場をより市街に近いイベント施設「チャマラバジャラ(Chamara Vajra)」に移し、かつ規模を大幅に拡大し1年8カ月ぶりに開催された。

今回は生け花、折り紙、盆栽、浴衣の着付けなど、日本の伝統文化を紹介するイベントに加え、サンリオのキャラクターを紹介するブースが会場内に設けられ、同社が提供した紙製のカチューシャを付けた若者たちの姿も目立った。日本のゲーム機を複数据え付けたスペースも新たに設けられ、オンライン実況を交えたゲーム対戦競技(eスポーツ)が行われるなど、より多くのインドの若者たちを引きつける工夫が随所に見られた。なお、前回は1つだった特設ステージが今回は屋内と屋外にそれぞれ設けられ、歌や踊りを含めたパフォーマンス、コスプレショー、日本の和太鼓演奏など、数多くのステージショーも行われた。

写真 屋外ステージの様子(ジェトロ撮影)

屋外ステージの様子(ジェトロ撮影)

日本食を販売するフードコートには多くの人々が詰めかけ、ランチタイムはブースに大行列ができるなど、日本食を求める多くのインド人で混雑した。

公演では、津軽三味線、篠笛、鼓、バイオリンを融合させた日本の音楽ユニットである竜馬四重奏が日本から駆けつけた。インド人になじみの深い曲も複数演奏され、多くの聴衆が集まり大きな注目を集めた。同グループを派遣したオフィスウォーカーの佐藤大介氏は、今回のジャパン・フェスティバル参画への狙いを「日本とインドの文化交流の促進」と語り、今後の日本のアーティストの海外展開について可能性を示した。また、バイオリン奏者の竜馬さんは「インドでは初公演となったが、日本が大好きなインドの皆さんが、日本に触れ、日本に来たいと思ってもらえるよう架け橋になることができたらうれしく思う」とイベントの感想を述べた。

写真 屋内ステージでの竜馬四重奏による演奏の様子(オフィスウォーカー提供)

屋内ステージでの竜馬四重奏による演奏の様子(オフィスウォーカー提供)

ベンガルールで開催されたジャパン・フェスティバルは今回が20回目だが、これまでで最大規模となり、日本文化に高い関心を示すインドの若者たちが多数存在することが示されたかたちだ。

(注)ハッバは、カンナダ語で「祭り」を意味する。

(水谷俊博)

(インド)

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