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洋上風力発電事業を停止=レーダー妨害、安保理由に―米政権

時事通信 / 2025年12月23日 7時38分

米ロードアイランド州ブロック島近くの大西洋上に設置された風力タービン=2022年7月(AFP時事)

 【ワシントン時事】トランプ米政権は22日、同国東海岸沖で建設中の洋上風力発電事業に対し、使用権を即時停止すると発表した。政権は風力など再生可能エネルギーを「緑の新たな詐欺」(トランプ大統領)と批判。バイデン前政権が進めた気候変動対策を次々と撤回している。

 米内務省によると、使用権が停止されるのは東部マサチューセッツ州やニューヨーク州、南部バージニア州などの、五つの洋上風力発電事業。同省は停止の理由について、巨大な風車の羽根(ブレード)の回転や反射しやすいタワーがレーダーを妨害し、国家安全保障上のリスクがあると説明した。

 バージニア州の事業を手掛ける米エネルギー会社ドミニオン・エナジーは声明で、停止された事業は「安保や、劇的に拡大しているエネルギー需要を満たすのに不可欠だ」と強調。需要拡大は、軍艦建造や人工知能(AI)に必要なデータセンターへの供給などによるものだと訴えた。 [時事通信社]

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