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企業側から見るYouTubeの広告的価値

JIJICO / 2014年10月21日 10時0分

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企業側から見るYouTubeの広告的価値

世界30か国、100万人以上がYouTubeで収益を得ている

「ユーチューバー」という言葉を知っていますか。「ユーチューバー」とは、動画投稿サイト「You Tube(ユーチューブ)」に動画を投稿して収入を得る人のことを指します。You Tubeとは個人が撮影した動画などを視聴できるサイトで、ユーチューバーは同サイトに動画を投稿し、投稿した動画の画面上に広告を表示させることで収益を発生させています。

YouTubeにはパートナープログラムというものがあり、コミュニティーガイドラインを順守すれば、誰でも自身が投稿した動画に広告を表示させることができます。ただし、日本ではユーチューバーとして動画を投稿するだけで生活が成り立つのは、まだほんの一握りの人だけです。それでも、同社は既に世界30か国以上、100万人以上のクリエイターがYouTubeの動画から収益を受け取っていると発表しています。

YouTubeに投稿されている動画の多くは、テレビCMのようにプロが撮影したものではなく、特定の商品やサービスとは関係のない内容のものばかりです。それにも関わらず、YouTubeに広告を掲載する企業が増えているのはなぜなのでしょうか。考えられる理由を、3つ紹介します。

低単価低リスクで広告出稿が可能

1つめは、低価格で動画広告を出稿できる点です。YouTubeの動画広告は、テレビCMほど予算をかけずに広告出稿が可能です。しかも、料金が発生するのはユーザーが動画を視聴した場合のみ。広告主のビジネスに興味のないユーザー(YouTubeの視聴者)への広告表示で、費用を無駄にすることがないというメリットがあります。そのため、低単価低リスクで広告出稿が可能になり、最新の広告手法の一つとして注目されています。

2つめは、指定したユーザーにアプローチできること。実はYouTubeの広告はユーザーが誰で、どこに住んでいるか、何に興味があるかなどに基づき、ターゲットを絞り込むことができます。例えば、東京都在住の 18~34 歳の男性や、旅行に興味がある女性に広告を表示するなどを設定することができます。つまり、興味を持ってくれそうなユーザーにのみ広告を表示させることができるので、広告の反応率を高めることができます。

さらに、YouTubeが無料で提供しているツールを使えば、どのようなユーザーが広告を視聴しているか、広告に対してどんな操作を行っているかを把握することも可能で、より反応が良いターゲットに絞り込んだ広告作成に繋げることができます。

導入する企業増加で広告単価が高騰することが予測される

3つめは、人の目に触れる機会が多いということ。日本でのYouTube利用者は、5000万人を超えると言われています。YouTubeの広告は「視聴される動画の直前に表示する」「動画の下部に表示する」「動画の外側に表示する」という方法で掲載されます。そのため、5000万人のユーザーが動画を視聴する際、興味を持ちそうな広告が自然と目に入るようになっているので、広告的価値が高いといえるでしょう。

現在、YouTubeの動画広告を導入している企業は少なく広告単価も安価です。しかし、注目されている宣伝方法の一つということを考慮すると、今後導入する企業が増え、広告単価が徐々に高騰することが予測されます。もし、動画広告の出稿を考えているのであれば、広告単価が安いうちにテストしてみてはいかがでしょうか。

(伊藤 伸朗/集客・顧客情報活用コンサルタント)

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