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年間CM起用ランキング上位者から学ぶ印象術

JIJICO / 2014年12月23日 18時0分

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年間CM起用ランキング上位者から学ぶ印象術

「2014タレントCM起用社数ランキング」発表

メディアの調査・分析を行うニホンモニターが「2014タレントCM起用社数ランキング」を発表しました。女性部門では、ローラさんが男女総合トップの地位を獲得。男性部門では嵐の櫻井翔さんと松岡修造さんが同率1位となりました。

女性部門2位以下には、有村架純さん、上戸彩さん、大島優子さん、桐谷美玲さん、堀北真希さん、男性部門では、相葉雅紀さん、阿部寛さん、本田圭佑さん、大野智さん、西島秀俊さんがランクインしています。

上位者の共通点は「少なくとも嫌われない」印象

タレントが登場するCMは、全体の約3割程度と決して多いとは言えません。それにもかかわらず、企業がCMにタレントを起用するのは、自社製品を効果的にアピールし、消費者の購買意欲をかきたてるためです。つまり、CMに起用されたタレントの使命は、主役である商品を幅広い消費者にうまく橋渡しすること。

今回の結果でも、上位者に共通するのは、自身のキャラクターが前に出すぎることなく、ベースには「少なくとも嫌われない」印象を併せ持つ点です。これが多くの人に受け入れられやすいポイント。特にジャニーズ系、スポーツ系、NHK朝ドラ系、AKB48に見られる安定感は、「少なくとも嫌われない」印象がもたらす信用の結果と言えます。

「少なくとも嫌われない」と「好かれる」は同じではない

「少なくとも嫌われない」印象は、一見すると「好かれる」印象と同じように感じるかもしれませんが、この2つには大きな隔たりがあります。「好かれる」人は、突出した個性を反映した印象の持ち主であることが多く、その印象はその人を「嫌い」と思う人も増やします。しかし「少なくとも嫌われない」人は、積極的に好かれなくても、嫌われることもありません。どちらかというと「好き」に近いけれどニュートラルな印象です。

ベッキーさんではなくローラさんが、大泉洋さんではなく阿部寛さんがランクインしているのも頷ける結果です。CMのように、幅広い対象へのアピールが求められるジャンルにおいて「少なくとも嫌われない」という印象は立派な武器なのです。

ビジネスパーソンも「少なくとも嫌われない」印象から始める

一般的なビジネスシーンにおいても、同じことが言えます。ビジネスパーソンにとって、印象作りは重要です。個人の強みを際立たせアピールすること。これは、ここ数年の間に、「パーソナル・ブランディング」という言葉で広く知られるようになりました。パーソナル・ブランディングに基づき個性を発信する印象作りは、ビジネスシーンで選ばれるために不可欠です。

しかし、個性の発信は、一歩間違えるとビジネスの対象範囲を狭めることにもつながります。その点を踏まえ、パーソナル・ブランディングの第一歩として、まずは「少なくとも嫌われない」印象を目指すところからスタートしてはいかがでしょうか。

(城戸 景子/イメージコンサルタント・マナー講師)

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