痛み・かゆみにサヨナラ「しもやけ」対策
JIJICO / 2015年1月9日 15時0分
痛み・かゆみにサヨナラ「しもやけ」対策
汗をかいたらこまめに拭いて、靴下は乾いたものに履き替える
しもやけは、別名「凍瘡(とうそう)」と言います。その原因は、凍えるほど冷えてしまったこと。皮膚の温度が下がり血行が悪くなって起こります。いわば「血行障害」のひとつです。
冬は、室内外で寒暖の差が大きくなります。しもやけになりやすい部分が汗をかいたらこまめに拭いて、靴下などは乾いたものに履き替えるよう気をつけましょう。
また、体が冷えないように靴下や手袋は厚手のものを着用し、普段からしっかりと防寒をしましょう。顔が冷える人はマスクを使うと、かなり楽になります。
血行を良くするには、ビタミンEを補給し、やさしくマッサージ
そして、血行を良くするには以下の5つの方法があります。
■ビタミンEを補給する
しもやけになりやすい人は、ビタミンEが不足しがちといわれています。ビタミンEは、冷え性や肩こりに効くといわれ、生理などによって血が不足しがちな女性には特に大切な栄養素のひとつです。
■マッサージをする
ポイントは、やさしく包むように温めながらマッサージをすることです。しもやけになっているときは、すでに血管に負担がかかっているため、強い力でぐいぐい揉むと逆効果。滞った血の流れを促してあげるつもりでやさしく撫でるようにマッサージしましょう。
「乾燥を防ぐクリームを塗る」「温湿布を貼る」も効果的
■クリームを塗る
皮膚の乾燥を防ぐクリームを塗るのも効果的。成分に尿素やヘパリンが入ったものがオススメです。水に触れたらすぐによく拭いてクリームを塗り、皮膚の乾燥と温度が下がるのを食い止めましょう。
■温湿布を貼る
かゆみを伴うしもやけには温湿布が効果的です。外出する前に貼っておけば、出先で堪え難いかゆみと闘う回数も減ります。1日に1~2回、様子を見ながら患部に貼ることで、じわじわとかゆみが引いていきます。
しもやけ改善のためには筋肉を適度につける運動を
■軽い運動をする
血行が悪い理由は運動不足が大きな原因。血の流れは筋肉がサポートしてくれるので、筋力が少ないとそれだけ押し流す力も弱くなります。特に足に筋肉がついていない人は多く、太くなりたくないからと運動を避けがちでもある部分ですが、しもやけ改善のためには筋肉を適度につける運動を行った方が良いでしょう。
ただ、しもやけは冬だけに起きるものではありません。実は、暑い夏にも、しもやけになる人はいるのです。これは、自律神経の乱れが原因といわれ、ストレスや疲れ、緊張などによって血管が収縮して起こる手足の冷えが招くものです。季節を通して、しもやけを繰り返すようなら自己判断をせず早めに医師に相談しましょう。
(中川 広美/リフレクソロジスト)
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