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指の変形や頭痛・めまいも「スマホ病」を防ぐには

JIJICO / 2015年7月19日 13時0分

指の変形や頭痛・めまいも「スマホ病」を防ぐには

指の変形や頭痛・めまいも「スマホ病」を防ぐには

スマホ世代は大きなリスクにさらされ、さまざまな症状が現れる

世界で4人に1人が持つなど、大ヒットしたスマホ。多くの人が所有する時代になりましたが、スマホ世代は大きなリスクにさらされています。

それは、指の変形や手首・ひじ・肩の痛み、頭痛やめまいなど、さまざまな症状が現れることです。これらの「スマホ病」とも呼ばれる不調から、どのように自分の身を守れば良いのでしょうか。

スマホ利用、10代、20代では1日6~7時間に及ぶことも

本体の重さが140g程度のスマホが、このような脅威を招くのは使い方に問題があるようです。私たちは、メールのやりとりやゲーム、通話など、1日3時間ほどスマホに触れているといわれています。年齢別に見ると10代、20代では6~7時間というデータもあり、日常生活の中で、睡眠と同じぐらいスマホ操作の時間が占めていることになります。長時間にわたりスマホを使っていれば、先述したような事態を招くのもわかる気がします。

力学的に見ても、体の中心から遠く離れた部分、末端には大きな力がかかります。体幹に近づけて操作する方が負担は減ります。しかし、近づけることによって視野は狭くなり、のぞき込もうとして肩と首が内に入り、背中を丸めて猫背を完成させてしまいます。

本来、私たちは体にかかる負担を全身に分散させようとします。例えば、長時間、同じ姿勢で座っていると、無意識のうちに座り方を変えたり姿勢を崩したりします。この反応は自然のことで、体の負担が一か所に集中しないようにしているのです。

最も注意すべきは「姿勢」。筋肉の緊張は高まるばかり

スマホを使用している際、最も注意しなければいけないのは「姿勢」です。スマホを使用していると、集中のあまり、同じ姿勢になりがちです。ストレートネックといって、背骨が持っている本来のS字カーブが減少することにより、重い頭(体重の10分の1の重さ)を支える首・肩・背中の負担が大きくなることがあります。

スマホに熱中している間は指先に力が入り、スマホを支えている手のひら、手首、ひじ、肩の関節、そして、それらをつなぐ筋肉の緊張は高まるばかりです。その結果、テキストサム損傷などの指の変形、慢性的な首・肩の痛み、頭痛やめまい、ひいてはスタイル(姿勢)の崩れをも引き起こしてしまいます。

力みすぎず、手のひらを伸ばすストレッチでケアを

対処法としては3つのことをオススメします。

(1)使用時間を短くする
休憩をはさむなど、長時間の使用はさけましょう。使う時間帯、場所などを決めるのもひとつの手だと思います。「歩きスマホ」などはぶつかったり転倒につながったりするので、気をつけましょう。

(2)力みすぎない
スマホを持つ指先だけでなく、手のひら、手首、ひじ、肩の力を抜き、やさしくタッチすることを心がけましょう。「姿勢が悪いな」と気づけば、(3)のようなストレッチを行ってみてください。

(3)ストレッチをする。
スマホを握るときは、指を曲げる筋肉が使われます。過度に使用することで指が曲げにくくなったり、開きにくくなったりします。

指先を反対の手で持ち、手のひらを伸ばすようにそらしていきましょう。手首、ひじ、肩、胸、背中の筋肉も伸ばして整えると効果的です。この際、強い痛みが生じる場合は、専門家の診察を受けましょう。

私たちに、快適な生活とクリエイティブな発想を与えてくれるスマホと、良い関係を築いていくことが求められます。

(伊藤 勇矢/柔道整復師)

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