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色彩心理で選ぶリクルートファッションの新基準

JIJICO / 2015年4月2日 12時0分

色彩心理で選ぶリクルートファッションの新基準

色彩心理で選ぶリクルートファッションの新基準

リクルートファッションに関しては黒スーツが定着

政府の「大学生は学業を優先すべき」という要請に、経団連が応えたことで就職活動時期の繰り下げが決定しました。より短期間で自分に適した会社を選択する必要があり、今まで以上に就職活動が激しさを増すかもしれません。そこで、本格的な面接はまだこれからという学生に向け、色彩心理を取り入れた就職活動を提案していきます。

まず、面接に着用するリクルートファッションと聞くと、誰もが「黒のスーツ」をイメージします。黒は景気が悪い時代に流行すると言われていますが、リクルートファッションに関しては、この黒スーツが定着しているようです。

第一印象は6秒で決まってしまう

しかし、大きな会場で黒一色に染まった学生を見ると、かなりの圧迫感を感じます。もちろん、黒には高級感があり、レベルの高いイメージや完璧にこなせる威厳が演出できます。しかし、一方で黒は無彩色で、虹の七色のような色彩の力がありません。つまり、個性が表現されない色といえます。完璧にこなせる、いわゆる「できる人」を演出できても、圧迫感や威圧感、人を寄せ付けない心理効果も与えることになります。
では、企業の立場から見た場合、全員が一様に同じ黒のスーツを着ている中、選考では何に注目するのでしょう。実は面接室に入って、第一印象は6秒で決まってしまいます。その際、男性の場合は顔周りのシャツやネクタイの色が第一印象を左右するといえます。本来であれば個々人に似合う色(パーソナルカラー)を提案するところですが、ここでは色彩心理効果に基づいて考えていきます。

色彩心理を生かしたネクタイの選び方

シャツは白が基本のため、個性を表現できるのはネクタイの色になります。自分の良さや強みをアピールする、つまり「どう見られたいか」によってネクタイの色を変えてみましょう。
1.行動力や決断力があって仕事をてきぱきこなせる人だと見られたい・・赤
2.組織をリードしていく力がある人だと見られたい・・赤
3.いつも冷静に判断できる常識的な人だと見られたい・・青
4.芯の強い人で秘めたパワーがある人だと見られたい・・青
5.職場(チーム)の調整役、平和主義で穏やかな人だと見られたい・・緑
6.バランス感覚があって組織からはみださない人だと見られたい・・緑
7.落ち着きがあり大人の対応ができる人だと見られたい・・茶
8.信頼がおける任せられる人だと見られたい・・・青・茶
9.こつこつとまじめに努力する人だと見られたい・・茶
10.発想が豊かでアイディアが豊富な人だと見られたい・・青緑
11.個性的で芸術的センスがある人だと見られたい・・紫
12.職場の雰囲気が明るくなる人だと見られたい・・黄色
13.いつも周りの人のことを中心に考えている配慮のある人だと見られたい・・ピンク・グレー・水色
14.キャプテンのような存在で、社交性があり仲間を大切にする人だと見られたい・・オレンジ

なお、ピンク、黄色やオレンジはビジネスシーンではあまり派手にならないような配慮が必要です。面接ごとに「今日はこんな気持ちで頑張ろう」と思えるネクタイの色を選択することでも、色が背中を押してくれるでしょう。企業のタイプに合わせて色を上手に生かし、就職活動の参考として下さい。

(内田 朱美/カラーセラピー・コンサルタント)

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