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叱られて成長は新社会人の特権!自分への期待とし受け止める心を

JIJICO / 2015年6月10日 18時0分

叱られて成長は新社会人の特権!自分への期待とし受け止める心を

叱られて成長は新社会人の特権!自分への期待とし受け止める心を

仕事でミスをした場合にどう気持ちを切り替えるかが問題

今春学校を卒業した人たちが、新しい社会人生活をスタートさせて約2カ月が経ちました。助走期間も終わり、そろそろ実務に就いている人も多いでしょう。新人のみなさんは、思い描いていた社会人生活を送れているでしょうか?中には、すでに仕事でいくつか失敗をして、上司や取引先から叱られたといった経験をした人もいると思います。そんなとき、うまく気持ちの切り替えができるかどうかが問題になってきます。

職場でミスをしてしまい上司などから叱られると、ほとんどの人が反省をします。自らを省みることは重要かつ必要なことですが、そこからの気持ちの切り替えが大切になってきます。いつまでも引きずってくよくよしたり、次の仕事が手につかないといった状態では、ますます悪循環に陥ってしまいます。

新人は叱られて当たり前、叱ってもらえるのは今のうち

折れない心を持つポイントとして覚えておいておきたいことは、「新人は叱られて当たり前」「叱ってもらえるのは今のうち」という2つの感覚です。まず、新人なのですから、任されたすべての仕事を先輩や上司のようにこなすことは不可能です。もちろん持ち前の能力で器用にこなせる人もいますが、そういった人でも経験値は少ないので完璧ではないでしょう。

教えてもらえる人から学び、ときに失敗をして叱られて反省し、問題点を改善しながら少しずつスキルアップしていけることは、新人という立場の最大のメリットです。大いに活用しましょう。

叱ってもらえるというのは新人の特権です。叱るということは、それをする側もかなりのエネルギーを消費します。今後に期待をかけているからこそであって、どうでもいい人に対して無駄なエネルギーを注ぐ必要はありません。ある程度、経験年数が増えてそれなりの立場になると、今度は叱ってくれる人がいなくなるものです。反省すべきところに気づかないまま過ぎてしまう可能性が出てくるのです。叱られるということを、今後の成長に生かすための機会としてポジティブに捉えるようにしましょう。

自分の成長の糧となるもの以外を切り捨てることも大切

とは言え、人間誰しも叱られることが続くと心が折れそうになるものです。できていないことばかりに目を向けず、以前より少しでも達成できたことに目を向けてみましょう。きっと、入社したばかりの頃より成長しているはずです。

ときには、正当なことではなく自分が納得のいかない理不尽なことで叱られることもあるでしょう。ストレスも溜まります。しかし、上司や取引先の言うことは100%絶対ではありません。叱られた中で、自分の成長の糧となるものを見つけ出し、その他は切り捨てて考えるように心がけましょう。自分の悩みや不安を家族や友人に伝えて、自分の中だけでため込まないことも大切です。仕事以外に気持ちを切り替えられる場や時間を持つこともよいでしょう。

(大竹 光明/社会保険労務士)

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