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現代人に多い「目の疲れ」を癒やすサプリメント活用術

JIJICO / 2015年9月30日 18時0分

現代人に多い「目の疲れ」を癒やすサプリメント活用術

現代人に多い「目の疲れ」を癒やすサプリメント活用術

目の疲労を解消する簡単ストレッチ法

長時間集中して目を使うパソコン作業や車の運転、読書などは目に大きな負担をかけます。このような時、まばたきの回数が減るため、目は乾燥して疲れやすくなります。疲労が進めば、頭痛や肩こりの症状の引き金になることも少なくありません。これは、近い物を見る際に「毛様体筋」という遠近を調整する筋肉が筋肉疲労を起こしているからです。

このように長時間にわたって目を酷使した場合、1時間に10分程度休憩を取って目を休めましょう。その時には、簡単なストレッチなども有効な方法です。

■ストレッチ
まぶたをギュッと閉じて、パッと大きく開くことを数回繰り返し、目をゆっくり上下左右に動かし、最後に右回転・左回転を一回ずつゆっくりと両目を回します。また、遠くの緑を見ることも疲労回復になります。

■温アイマスク
蒸しタオルを目の上に乗せて血行を良くするのも手軽な方法です。

■マッサージ
マッサージとして、目の周りやまぶたの上をおさえるのが一般的だと思います。この方法は、一時的に血行は良くなり目が楽になるとされています。こめかみやまぶたを軽くひっぱることにより表皮と真皮との間にある血管を広げ、血流がさらに良くなれば、疲労回復効果も持続します。

一つの栄養成分だけを補っても効果的に作用しない

また、目が疲れやすくなるもう一つの原因は、栄養不足から起こります。目の網膜にある色素「ロドプシン」は、光を感じることによりロドプシンをビタミンAに分解し、再度ロドプシンを再合成することで見えると判断します。長時間目を酷使してロドプシン量が減少すれば、疲れを感じるようになります。

最近では、サプリメントとしてブルーベリーやビルベリーがさかんに効果的と言われています。これは紫色の色素成分である「アントシアニン」がロドプシンの再合成を促進し、網膜の毛細血管の血行を良くするからと考えられます。ただ、この効果は確実な検証にまで至っていないようです。すなわち、一つの栄養成分だけを補っても効果的に作用しないということです。従って、バランス良く目を作っている栄養素を補うのが大切ですが、実際、食事で整えることは意外に難しいと思われます。

ベースサプリメントの有効活用

そのため、基本となるサプリメント(ベースサプリメント)を有効に利用するのが、簡単な方法ではないでしょうか。

1)タンパク質
目をつくっている細胞は、アミノ酸を基にタンパク質から構成されています。タンパク質の働きには疲労回復もあり、積極的に摂取することが大切です

2)マルチビタミンミネラル
ビタミンやミネラルを総合的に含み、代謝を促進して疲労回復につなげます。ファイトケミカルス(アントシアニン・ルテイン・クロセチンもこの一種)も含めば、より効果的です

3)オメガ3系必須脂肪酸(DHA)
脳や目に多く含まれる栄養素で血行を改善します。

食事のバランスを整え、このベースサプリメントをしっかり摂取するが大切です。そのうえでビタミンA・C・E、カルシウム、ビルベリー(ブルーベリーの約3倍のアントシアニンを含みます)など、単一の栄養素を補えばより効果的でしょう。

(加藤 晴之/サプリメントアドバイザー・健康セミナー講師)

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