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子供のいじめや不登校問題はお母さんを褒めることで解決!?

JIJICO / 2016年4月30日 9時0分

子供のいじめや不登校問題はお母さんを褒めることで解決!?

子供のいじめや不登校問題はお母さんを褒めることで解決!?

子どものいじめや不登校問題はお母さんが解決できる?

子どものいじめや不登校問題に悩むお母さんは多いと思います。
中には、信頼できる人にその解決を相談する方もいらっしゃいますが、仮にその人が子どもと信頼関係を持つことができて10回褒めても、お母さんの1回にはかないません。
それだけお母さんの影響力は強いということが言えますし、問題の解決もできるはずなのです。

しかし実際は、お母さんが子どもの問題を解決することはなかなか難しいことです。
それは、お母さん自身もさまざまな問題を抱えているからです。
子どもの問題を解決するためにはまずお母さんの問題を解決することが大切です。

世の中のお母さん方はいろいろな問題で疲れている

ママ友トラブル、ポジティブシングルマザー、嫁姑問題・・・・
今世の中のお母さんたちは疲れているように見えます。

現在主流になっているコミニュケーションツールであるLINEやFace bookなどのSNSから「ママ友名刺」まで。便利なツールのはずが、お母さんたちの疲れる原因になっているのです。

本音で話せる友達がいない、夫婦がうまくいっていない、経済的に苦しい、舅姑がうるさい、世間体がある、親兄弟に話せない。どれもお母さんを疲れさせることばかり。

その結果、お母さんはいつもイライラ、笑わない、怒ってばっかり、話さない、泣いてばっかり、挙句の果てに家でお父さんとケンカ。
子供たちにとってはたまらない状態です。

何か相談したいことがあっても、何か言えば10倍の小言で返ってくる。
エスカレートすると、ご飯を作ってくれない、育児放棄にまで進んでいきます。
子どもにとって安心安全な環境でなければ健やかに成長するはずがありません。

子供の不登校、いじめ、DV相談などの増加 原因の多くは「母親」にある

 
子どもの問題を解決するには「お母さんを褒めてあげる」ことが効果的なのは、不登校やいじめによる子供達の相談に乗っている中、実はその原因がお母さんであるケースが多いということが分かったことにあります。

お母さんが抱えている現状の問題、お母さんがどのように育てられ成長してきたのか、お母さんのこだわり、これらがかなり影響していることがわかりました。

日ごろの生活の中で家庭内を上手に回そうとして頑張るお母さん。
しかし、子供たちやだんなさん、周りの人たちの誰からも認めてもらうことも褒めてもらうこともありません。

カウンセリングではひたすらお母さんの話を聴き、お母さんの頑張りを認め褒めることで、どんどん心を開いていってもらい話をしていきます。
これを続けていくと泣きだすお母さんがほとんどです。
お母さん自身が、自分の気が付いていないところで、子どもに負担をかけていたことがわかっていきます。

気付き始めたお母さんは、子どもとのかかわり方、子どもに対する言動や行動が変わっていきます。
そうすると、心に余裕が出来、笑顔になります。
お母さんが笑っていると、子供も元気になるのです。そんな子供たちを、私は何人も見てきています。

再び不安になるとそのお母さんたちは私にすぐメールや電話をしてきます。
そしてまた、話を聴いてもらい褒めてもらうことで、お母さんが元気を取り戻し笑顔になれるのです。

私は、お母さんが変わることで、子供の不登校やいじめなどに悩む人を一人でも減らして行けると確信しています。
私のカウンセリングでも何例もの実績があります。

身近な人がお母さんを褒めてあげることが大切

身近な人がお母さんを褒めてあげましょう。
理想は家族の中で褒めあうことです。
まずは、お母さんから発信していきます。

何かをしてもらったらお母さんが自分の言葉で「○○をやってくれてお母さん嬉しいなあ」ということを伝えていきます。
反応は期待しないでいいのです。
ただお母さんが嬉しいという言葉を伝えていき、環境を少しずつ変えていくのです。

私が実践している褒め方のヒントは次の通りです。
・一時間ひたすら話を聴く
・10回褒めてあげる(10回褒めるぐらい良いところをたくさん見つけ出すという意味で)
・お母さんの頑張りを認めてあげる
・背中をさすったり、ハグなどのスキンシップ。あるいは自分自身もさすってもらう
・気分転換の同行(ドライブ、食事、お茶)
・心の友、メンターになる

家族で褒めあうことが難しい人は、プロでもいいですし、心の友(メンター)を作ることです。
アメリカではプロのカウンセリングは日常的に生活の場に取り入れていますが、日本ではまだまだなじみがないので躊躇するかもしれません。
いずれにしても一人で考え込まないことが大切です。

仮にそれだけで解決できなくても、言葉を発するだけでも楽になります。
自分が特別なわけじゃなく、すべて理由があり、子どももお母さんも悪い事をしているわけじゃないのです。
子どものためにも自分のためにも、心と身体の安心安全の場所を見つけることが大事にもなります。

お母さん頑張れ!!

(大崎 清美/カウンセラー)

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