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増え続けるダンス教室 ダンスがもたらす教育的効果とは?

JIJICO / 2016年5月27日 15時0分

増え続けるダンス教室 ダンスがもたらす教育的効果とは?

増え続けるダンス教室 ダンスがもたらす教育的効果とは?

ダンスは感情表現 もっと気楽に取り組んで!

 私は社交ダンス(特にラテンダンス)競技選手として長く活動していました。
一方で、後進育成指導者として、また、CM振付や健康ダンス等の振付師としても活動しています。
すなわち、専門的なダンスだけではなく、一般のダンス弱者(造語)の方に、「誰にでも踊れる簡単なダンス」を広めていく活動も行っております。

 ところで、嬉しい事があった時、飛び上がったりしたことありませんか?
面白かった時、手を叩いて喜んだり、残念な事があれば、肩を落としたりうなだれたり。

みなさん、ダンスを難しく考えいで下さい。
それは、もうダンスなのです。
つまるところダンスとは、感情表現なわけです。
自分の気持ちを、文字でもなく、歌でもなく、絵でもなく、身体全体で素直に表現するのがダンスなのです。

ダンスの一番の障害「恥ずかしさ」をいかに克服するか?

 さて、次来る問題は何か?それは、恥ずかしさではないでしょうか?
人前で踊るのが恥ずかしい、上手く踊れないと恥ずかしい等々。
でも、はじめから上手に踊れる人など誰もいないのです。

また、極端に言えば、恥ずかしいのでさえ、隠す必要な無いと考えています。
それも、立派な感情ですから。そのうち、少しずつ自信がついていくものです。
カラオケなんかはどうですか?実力まぁまぁでも、結構、気楽に歌っていませんか?歌うときは気分が良いですよね?

ダンスもそんな気楽な気持ちでやってみる事をお勧めします。
なにせ、上手く踊ろうとすればする程、身体は萎縮しますから。
そうなると悪循環が始まるというものです。

 そう言うと、あなたはプロだからと言われると思いますので、ここでとっておきの情報を。
実は私、前屈では手が床につかないは、足首が硬くて和式トイレに入れないはと、ダンサー以前の問題のある硬い身体の持ち主なのです(私の名刺には『自称日本一硬いダンサー』と記載)まぁ、それでもダンスは出来ます。
少しは気楽になりましたか?

ダンスで得られるメリットとは?

 教育現場においてダンスが義務化されたわけですが、教育的にメリットは多いと考えます。

 まずは、グローバル社会と言われて久しいこの時代、未だに日本人は何を考えているか分からないとい言われます。
公用語である英語を使いこなせるにこしたことはないのですが、数十回の海外遠征経験で思ったことは、身振り手振りも使って、もっとはっきりと表現する事の重要性でした。
ダンスによって感情表現が上手く出来るようになれば、異文化コミュニケーションの役に立つ事間違いなしです。

 また、もちろん運動機能にもかなりのメリットがあります。
ダンスでは、ありとあらゆる筋肉を使う事で多彩な表現が出来るようになります。
語彙を増やせば、繊細な表現が可能になるのと似ているかも知れません。

また、感情と身体が繋がる事は非常に重要で、コンピューター時代の現代人が失いつつある機能だと考えています。
自分の指令通りに動く身体作りをすることは、とても重要なことだと思います。
 
最後に。
教育現場でダンスが義務化されたわけですが、子供達だけではなく、是非お子様をお持ちのご家族の方も一緒にダンスを楽しんで下さい。お子様とのコミュニケーションにもなりますし、世の中の中高年の運動不足解消にも一役買えるのではないかと思っています。
ただし、お父様お母様の急激な運動には用心して下さいね。

(楡田 利克/ダンサー)

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