小学生の人気職業上位に入る最近話題のユーチューバーとは?
JIJICO / 2016年6月9日 15時0分
小学生の人気職業上位に入る最近話題のユーチューバーとは?
最近話題のユーチューバーとは何?
最近ユーチューバーという言葉を聞くことが多くなってきました。
これは主にYouTubeに自作の動画を投稿して収入を得ている人を指すようですが、このような人たちが増えてきたのは2011年にYouTube上の広告から報酬を得ることができる「YouTubeパートナープログラム」が始まってからだと言われています。
YouTubeは誰もが撮影した動画を自由に公開でき、世界規模で共有する仕組みですから、それまでもたくさんの人が使っていましたが、このプログラムが始まってから広告収入を目当てにそれまでになかったような動画を製作、公開する人が増えてきたのです。
このパートナープログラムのルールでは、再生数に応じて得られる金額も多くなるので、作る側は「いかにたくさんの人に見てもらうか」ということを考えて動画を作ります。
当然つまらない動画は再生数も上がりませんが、面白かったり話題性のあるものに関しては、ネットの口コミで瞬く間に拡散し、再生数が伸びます。
その結果、人気のある動画は再生回数が数百万を超え、それに伴って報酬も高額になっていきます。
YouTubeに動画を公開し報酬を稼ぐのは非常に難しい現状
特に若い世代ではYouTubeは圧倒的な人気を誇っていますし、動画を公開すれば高額な報酬を得られる、という噂が広がっていますので、それを期待してにわかにユーチューバーになろうとする人がいるようですが、世の中そんなに甘くはありません。
日本のユーチューバーの中でも本当にそれだけで生活ができている人は数十人と言われていますし、彼らも高再生数を確保するため、常に新しいネタを考えて撮影し続けなければならず、これはこれで大変な仕事です。
YouTubeの再生数あたりの得られる報酬単価は公開されていません。
スタート当初は1再生につき0.1円ほどと言われていましたが、現在では非常に下がってしまったようで、満足する収入を得るためには数百万回再生される動画を次々に作って公開していかなければならないのです。
そのため、なかには話題性を作り再生数を上げようと、食べ物を粗末にしたり、物を破壊したり、さらにはスピード違反や万引きなどの犯罪行為や迷惑行為を自ら行って撮影・投稿するなど行動をエスカレートさせるような者もいます。
子どもの間では動画を見るのはテレビよりもYouTube
最近では小学生の「なりたい職業ランキング」の上位にユーチューバーがランクインされることがあるようですが、ここから読み取れるのは、ユーチューバーは大人よりむしろ子どもたちに人気があるということです。
最近の子どもたちはあまりテレビを見ません。
むしろYouTubeの方が見たいときに見たいものが最初から見られるし、動画を見ながらSNS等で友達とも意見の言い合いができるので彼らにとっては楽しいメディアなのです。
また、YouTubeには子どもが自ら出演しておもちゃやイベントなどを紹介するような動画もたくさんあり、子どもたちに特に人気があります。
非常に多くの子どもたちに見られているため、これらに出演する子どもたちは既にアイドルであり、日本中の子どもたちが知っています。最近ではこれらのYouTubeで有名になった子どもたちが逆にテレビ番組やCMに出る、といった今までとは逆の現象も起きています。
このような状況のなかで、今後もYouTubeの人気が衰えることはないでしょう。
そのため、「将来ユーチューバーになりたい」と言っている子どもたちは、昔「歌手になりたい」とか「TVに出る人になりたい」と言っていた子どもと何ら変わりがないと言えます。
そのステージがネットに替わっただけです。
インターネットが誕生してから約20年が経ちました。
インフラも整備されて手元のスマートフォンでいつでもどこでも鮮明な動画が見られるようになり、今後もYouTubeには様々な動画が投稿されることでしょう。
それに伴ってユーチューバーを目指す人も増えてくることが予想されますが、競争が激化した今日、これから大きな収入を得るまでに有名になるのは今まで以上に難しくなってくることでしょう。
(目代 純平/ITコンサルティング、ITコンシェルジュ)
この記事に関連するニュース
-
スーパーファミコン、たまごっち、ミニ四駆に当時のアイドルグッズ…大量のレトログッズが溢れるエモすぎ“平成こじらせ部屋“「なんでこんな部屋にしたんですか?」と家主に聞くとまさかの黒歴史が…
集英社オンライン / 2024年6月13日 11時0分
-
10代女子が選ぶトレンドランキング「BeRealきた」「それガーチャー? ほんまごめんやで」「チピチピチャパチャパドゥビドゥビダバダバ」ってなに?
マイナビニュース / 2024年6月13日 9時37分
-
13歳差の夫婦、20代夫はなぜ30代シンママと結婚? 「10年後捨てられる」批判あっても発信するワケ
ORICON NEWS / 2024年6月7日 8時30分
-
父に怒られ泣く2歳児、数分後の“反撃”に430万再生「姐さんw?」「最後、マジ過呼吸ww」
ORICON NEWS / 2024年6月4日 8時40分
-
米国人夫婦の韓国旅行動画、情に厚い韓国人の姿に反響=韓国ネット「よく見る光景」「日本人はしない」
Record China / 2024年6月2日 15時0分
ランキング
-
1東京の高い生活費、晩婚化と育児の壁に…全国から若者流入しても衝撃の出生率「0・99」
読売新聞 / 2024年6月26日 5時0分
-
2【独自】『電動スーツケース』で歩道走行…中国籍の女性を書類送検 電動スーツケース摘発は全国初 保安基準を満たしておらず
MBSニュース / 2024年6月26日 12時10分
-
3ふるさと納税の「ポイント」禁止へ……ナゼ? 総務省「競争過熱が緩和すれば手数料が下がる」 仲介サイトや自治体の声は
日テレNEWS NNN / 2024年6月26日 10時8分
-
4東京地検特捜部が乗り出し…“超一流弁護士”34人から約8700万円を詐取した税理士は「有名作家の息子」だった
文春オンライン / 2024年6月26日 7時0分
-
5「クマが馬乗りになって襲っている」と通報 釣りに来ていた70代男性が大けが 岐阜・揖斐川町
CBCテレビ / 2024年6月26日 12時23分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください