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夏休み 親子で一緒に料理を作ってコミュニケーション

JIJICO / 2016年8月8日 9時0分

夏休み 親子で一緒に料理を作ってコミュニケーション

夏休み 親子で一緒に料理を作ってコミュニケーション

今年の夏休み 親子で料理を作ってコミュニケーション

夏休みに入り、親子でレジャーや旅行を楽しまれる方も多いと思いますが、今年の夏休みは親子で料理を楽しむのはいかがでしょうか。

料理は共同で作業することができるので、コミュニケーションを取ることができます。
料理には、沸騰したり焦げたりと、いろんな冒険のような出来事が次々に起こります。
子供にとっては面白い実験のようなものです。
そして、おいしい料理を味わうことは、喜びにもつながります。

料理を作ることで子どもはいろいろなことを学ぶことが出来る

また、料理には包丁や火などを使うことで危険も伴いますが、危険とはどんなことなのかを体感しつつ、いろんなことを学ぶことができます。
子供は大人が思った以上に危険を知っていますから、必要以上に心配することはありません。
今まで包丁で手を切った子供はほとんどみたことがありませんから。
包丁がだんだん上手に使えるようになると、手先が器用な子供になります。
そして、火加減を調節したり、失敗しないように色々なことに気をつけたりと、段取りから一連の料理工程は頭を使うことが多く、頭の回転が良くなります。

また、何かを作り上げることでの達成感も生まれます。
当校での子供クッキングでも、いつも子供たちが料理を仕上げた後の満足そうな顔。
特にクリスマスケーキの時期は一人一台土台に生クリームをしぼって自分オリジナルのケーキに仕上がるのですが、ちょっと生クリームが変な形に絞られていても自分が作った!!という自信満々のいい笑顔が見られます。

夏野菜を使った料理にチャレンジ!

この時期は、できれば夏野菜を使った料理にチャレンジしてみてほしいです。
最近、冬にも夏の食材、夏にも冬の食材がスーパーに並んでいるので、食材の旬がいつなのか分からなくなってきています。
いちごの旬は春なのですが、子供たちに「イチゴの旬はいつだと思う?」と聞くと「冬。」という答えが返ってきます。
クリスマスの時期にケーキの乗っているイチゴを見ているからではないでしょうか?
その季節に旬の食材を味わうことは、新鮮さや栄養面でも、身体や環境にとっても、良いこと尽くしです。

夏に夏野菜を食べることで、身体をひんやりと冷やしてくれます。
クーラーの温度をガンガンに冷やすのではなく、食べ物でひんやりさせる効果があります。
そういったことを子どもに経験してもらうためにも、夏野菜を使った料理に挑戦してみてください。

料理は子供たちの好きなスパゲッティやカレーにすると良いと思います。
夏野菜をたっぷり使って作ってみてください。
スパゲッティはトマトソースになすやズッキーニなどを加えたり、又はなすとピーマンなど細かく切ってみじん切りにしてミートソースにすると子供達でも食べやすくなります。
または、冷たいそうめんにせん切りしたきゅうりやトマト、錦糸卵などをたっぷり乗せた
具だくさんのそうめんもおすすめです。

手作り料理は、親子での会話も増えると思います。
「今日のこれおいしいね。」「ここ失敗したね。」など、成功しても失敗してもいろんな会話が生まれます。
ぜひこの夏は、親子でワイワイ言いながら、料理を楽しんでみてください。

(瀬尾 三礼/料理講師 料理研究家)

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