受験が近づくこの時期 受験期の子どもに親がしてあげられること
JIJICO / 2016年11月14日 12時0分
受験が近づくこの時期 受験期の子どもに親がしてあげられること
受験の最大の敵は親のマイナスの言動
受験が近づいてくると子どもよりも親の不安の方が大きくなってつい「そんな事で受かると思ってるの!」と否定的な言葉を口にして大喧嘩、かえって子どものやる気を潰してしまうなんて事に。
そうならないために親はこの時期、どのような心持ちで過ごせばいいのでしょうか。
まず理解しておかなければならないのは、受験の最大の敵は「親の不安感」から発せられるマイナスの言動だということです。
では子どものやる気をくじき親子関係を悪化させてしまうマイナスの言動とはどのようなものでしょうか。
子どものやる気を失わせる親の言動とは
<やる気をくじき親子関係を悪化させてしまう言動>
・テストの点数で子どもを責める
・危機感を持たせようとして脅す
・塾の費用等で恩着せがましいことを言う
・兄弟や友達と比べて発奮させようとする
・親の考えを押し付ける
これらのマイナスの言動の特徴は、
1、子どもの気持ちよりも親自身の不安感や気持ちを優先してしまっている。
2、子どもを信じていない。
3、子どもを親の望む方向に持って行こうとしている。
というところにあります。
これは親自身が心の余裕をなくし焦ってしまっていることの表れです。
ですからまず、自分が「不安でしようがない。何か手を打たなくては焦っている」状態にあることを自覚しなければなりません。
そして、そういう不安感に支配されている状態で何を言っても、何をしてもマイナスの結果しか生まないということを知るということです。
受験期の子どもが親に求めているもの
ところで受験期の子どもは親に対してどう接してもらいたいと考えているのでしょうか。
私が家庭教師として接してきた生徒たちは、親に対して「こうしてほしい、ああしてほしい」という希望を持っていませんでした。
むしろ「勉強しろとうるさく言わないでほしい」「プレッシャーをかけないでほしい」「やたら受験を気にしないでほしい」等、「~しないでほしい」と望んでいる生徒が大半でした。
子どもたちは「受験生であっても普段と変わらないように接してほしい」というのが本音であるようです。
受験を控えて親に何が出来るか。
親として何をしてあげるのがベストか。
そう考えたくなるのは親の常ですが、本当に子どものことを思うのなら何もせず静かに見守ってあげるのが子どもにとっては一番ありがたいことのようです。
私たち親はついつい子どもに何かしてあげることを子どもへの愛情と捉えがちですが、あえて何もせず、何も言わず「信じて任す」ことの方が親にとっては難しく、その分子どもへの愛情や信頼も深いように思います。
(長谷川 満/家庭教師派遣)
この記事に関連するニュース
-
心配でつい口に「子どものやる気そぐ」NGな言葉 受験期は親子のコミュニケーションが重要に
東洋経済オンライン / 2024年11月21日 16時0分
-
「ブロック遊び=図形に強くなる」とは限らない…中学受験の算数に強い子が幼児期にやっている"意外な遊び"
プレジデントオンライン / 2024年11月15日 7時15分
-
受験シーズン目前!“受験生ママ”の不安や工夫を大調査
Entame Plex / 2024年11月12日 10時40分
-
「褒める・叱る」子どもの未来を育むバランスの妙 子どもにとって最もよくないこと・辛いことは
東洋経済オンライン / 2024年10月30日 7時50分
-
勉強しないのは「親のエゴ」が要因かも!? 命令指示を出さずに子どもの成長が加速する関わり方
オールアバウト / 2024年10月28日 21時15分
ランキング
-
1生稲晃子氏の靖国参拝報道、共同通信が訂正し謝罪…韓国の「佐渡島の金山」追悼式典参加見送りに影響か
読売新聞 / 2024年11月25日 21時46分
-
2能登地震で不明の男性か 土砂崩れ現場で「人のようなもの」発見 石川・輪島市
日テレNEWS NNN / 2024年11月25日 20時18分
-
3<独自>ビザなし訪日客に事前審査、不法滞在者〝居座り〟防ぐ 補正予算案で調査費計上へ
産経ニュース / 2024年11月25日 21時34分
-
4「クマ駆除要請の拒否を認める」北海道猟友会 全道71支部に通知
HTB北海道ニュース / 2024年11月25日 18時31分
-
5「今さらカネが原因とは考えにくい」楽天・マー君“電撃退団”のなぜ…移籍で「神の子」復活はあるのか?
集英社オンライン / 2024年11月25日 17時20分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください