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乳幼児が家具や家電を倒してけがをする事故を防ぐ室内の整理整頓法

JIJICO / 2017年4月7日 9時0分

乳幼児が家具や家電を倒してけがをする事故を防ぐ室内の整理整頓法

乳幼児が家具や家電を倒してけがをする事故を防ぐ室内の整理整頓法

乳幼児が家具や家電を倒すなどしてけがをする事故が相次いでいる

乳幼児が家具や家電を倒すなどしてけがをする事故が相次いでいます。
タンスの引き出しで遊んで、タンスを転倒させたりして、死亡事故につながることも。
室内を整理整頓することで、乳幼児の事故を未然に防ぎましょう。

製品評価技術基盤機構(NITE)の発表では、乳幼児が家庭内にある電気製品や家具を倒したり、高温部に触ったりして、けがをする事故が平成27年度までの5年間に60件あったと報告。
その1/4の23%は死亡・重傷事故につながっているということです。
年齢別では1歳児の事故が多く、また死亡・重傷事故は3歳以下で多く発生しています。
子どもは、ハイハイやつかまり歩きができるようになると、行動範囲が広がり、大人の使う様々な物に興味を持つため、危険度はアップします。
大人は意識して、危ないものを子どもから遠ざける事が大切です。
そのためにも室内の整理整頓がカギとなります。
そこで、危険回避の整理収納法をご紹介します。

乳幼児を危険から遠ざける室内の整理収納ポイント

なんにでも興味を持ってやってみたくなる乳幼児期は、危険と思われる物を徹底して、手の届かない場所に片づける事が鉄則です。

【熱源を片付ける】熱を発する電気製品などを乳幼児のそばから片づけます。
NITEのやけどの事故報告には、炊飯器を倒す・加湿器の蒸気吹出し口に指を入れる・ウォーターサーバーの温水レバーに触って、熱湯が手にかかるなどの事例があります。
転倒させたり、お湯・蒸気など高温部に触ったりする可能性のある電気製品は、手の届かない場所に移動する事がポイントです。

【誤飲防止の片付け】3歳未満の乳幼児がいる家庭では、特に誤飲防止の観点からも室内の整理整頓は重要です。
何でも口に入れるので、手の届くところに、ポイポイ物を置くのは危険です。
ボタン電池やタバコ、洗剤の誤飲は命の危険性もあります。

【家具の転倒防止】洋服を取ろうとして、洋服タンスの下3段を引き出したらバランスが崩れて、タンスの下敷きになる事故が報告されています。
また、タンスの引き出しを階段状にして遊んでいて、タンスが倒れてけがをしたと言うことも。
家具の転倒防止グッズを取り付けることやタンスの上部には物を置かないことなど、注意が必要です。
小さなラックや棚などは、登ったり、倒す危険がありますので、幼児の入らない、別の場所に移動しましょう。

(高橋 和子/整理収納・片づけプロモーター)

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