肥満は遺伝するのか?無理なく痩せるために心がける習慣とは?
JIJICO / 2017年6月26日 9時0分
肥満は遺伝するのか?無理なく痩せるために心がける習慣とは?
肥満になるのは遺伝よりも生活習慣の影響が大きい
よく、「親が太っているから私が太っているのは遺伝なのかも」という方がいらっしゃいます。
しかし、そのような方も、物心ついた小さな頃からずっと太っているとは限りません。
私のサロンでは、小さな頃からずっと太っていて、痩せた自分になれた事がなく、でも痩せたいんです!!といらっしゃった方が、9ヵ月で29Kgの減量に成功したというケースがあります。
また、6か月で25Kgの減量に成功した方もいらっしゃいます。
遺伝子の影響は3割と言われており、あとは生活習慣によるものがほとんどです。
生活習慣を改善することで、遺伝子の影響を乗り越えた方が当店には、たくさんいらっしゃいます。
それでは、生活習慣を改善するために意識していくことですが、その前にお伝えしたいことがあります。
痩せない体質はなくても、痩せない性格はあると思います。
それは、痩せられない理由ばかり見つけている方です。
そういう方は、理由を見つけては、「だから痩せることは難しい!」と、ドンドン自分に思い込ませているのではないでしょうか。
お母さんが太っているから、私も太る体質なんだとあきらめていませんか?
お母さんと一緒のものを食べてきた事が、一緒の体型になったのかもしれません。
痩せたい方は、日常生活に太ることをしていないか、まずはチェックしてみましょう。
太らないためにチェックしたい10個のポイント
① 毎日お菓子を食べていませんか?
飴でも、ガムでも毎日吸収の良い糖分が入ってくる習慣がついてしまっている方は、積もり積もって脂肪を増やすことにスピードをつけます。
たまには自分へのご褒美があってもいいと思いますが、その時に購入するお菓子は高級なものが良いです。
心の栄養は大切ですが、習慣にならないように、まずは新しくお菓子を買ってこないことから始めましょう。
② 夜更かししていませんか?
夜、眠っているときに日中のダメージを受けた細胞を修復するために、エネルギーが必要になってきます。
夜10時~2時まではそのためのゴールデンタイムです。
この時間帯には就寝しているように心がけましょう。
それから睡眠不足は、グレリンという食欲を出すホルモンが出やすくなることが研究でわかってきています。
食べても食べても満たされないのはグレリンの影響かもしれません。
③ シャワーばかりが続いていませんか?
湯船に浸かることは、ダイエットにとても効果的です。
なぜならば、体の芯まで温まると、血流が良くなり、日中、気を張って固くなっている筋肉をほぐし、睡眠の質が高まるからです。
そして、睡眠中の成長ホルモンの働きで代謝が上がります。
④ 姿勢
前かがみに猫背になっていませんか?
内臓が圧迫されて働きが悪くなったり、血流が悪くなるために脂肪が集まりやすくなります。
姿勢を意識するだけで、1日の消費カロリーも違ってきます。
⑤ 便秘していませんか?
毎日快便ですか?
便秘は万病の元と言われているように、病気のリスクが高まります。
代謝が悪い方は、腸内環境が悪い方多いです。
便秘に悩んでいる方は、腸にダメージを与えやすいものをよく食べていないか見直すことが必要です。
腸が嫌がる食事としては、肉、揚げ物、パン、牛乳、乳製品、スイーツや添加物の多い加工食品などです。
⑥ 水分はこまめに摂取出来ていますか?
便秘にも水分不足が影響します。
水分不足は老廃物を出しにくくします。
眠っている間に作られた老廃物は、次の日の午前中に出されます。
特に午前中はトイレに行っては、水分をこまめに摂っていると、スムーズに老廃物が出やすくなります。
⑦ バランス良く食べていますか?
野菜が不足していると、先ほどの便秘にもなりやすいですし、炭水化物やタンパク質を上手くエネルギーに変える事ができません。
いろんな栄養を取り入れて細胞を元気にすることが、内臓が元気になり、代謝力アップにつながります。
⑧ よく笑っていますか?
楽しい気持ちは幸せホルモンを作り、心が満たされると食欲を抑えてくれます。
腸でも幸せホルモンが作られますので、腸内環境を良くすること大切です。
それから口角を上げて過ごすことをなるべく意識していると、脳が楽しい気分なんだと勘違いしてくれることが研究でわかっています。
ごきげんな自分を作っていくことは、ダイエット以外にも大きなメリットが待っています。
⑨ 深呼吸は、生活の中に取り入れていますか?
酸素は脂肪を燃やすために重要です。
時間に追われていてストレスを感じている時は呼吸が浅くなっています。
笑いは幸せホルモンの他に呼吸も深く出来ます。
⑩ 早食いで、つい食べ過ぎていませんか?
血糖値を下げるインシュリンは、別名太るホルモンとも言われています。
緩やかに血糖値が上がれば、インシュリンが出過ぎることはありませんが、早食いで急激に血糖値が上がるとインシュリンが出過ぎてしまい、余った分は脂肪として取り込まれたり、血糖値を急激に下げると空腹状態になり、まだまだ食べたくなってしまいます。
一度、タイマーをかけて食べてみると、自分の早食い度が客観的にわかって、意識が変わるかもしれません。それからオススメは、温かい汁物です。
味噌汁やスープなどを摂ることで、胃が満腹感を感じやすくなります。
また、温かい汁物は心を和ませてくれます。
痩せるために毎日の行動目標を決め実行することが大切
まずは、基本的な10項目をあげてみました。
気付くことで、意識は変わっていきます。
そして、行動を変えることで、また新たな気付きがあると思います。
ダイエットは自分との戦いですが、頑張りすぎないこと、頑張っている自分を認めて褒めてあげること、大切です。
毎日、体重、体脂肪をはかり、プチ目標を達成したら自分へのご褒美を用意するのもいいと思います。
そして、それを食べて、体重や体脂肪が増えたか見ます。
そうすることで、自分の体に及ぼす影響がわかり、具体的に何が太りやすいかがはっきりわかることは、大きな発見です。
自己管理ができるようになると心にも変化がでてきます。
自分がなりたい体作りへ、無意識のうちに集中していきます。
痩せたい理由が明確なあなたなら今日から行動は変わるはずです。
理想の未来を手に入れる為に。
(水野 直美/健康アドバイザー)
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