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結婚できる女性は「年収条件を下げる」のではなく「可能性を広げる」

JIJICO / 2017年10月1日 11時50分

結婚できる女性は「年収条件を下げる」のではなく「可能性を広げる」

結婚できる女性は「年収条件を下げる」のではなく「可能性を広げる」

結婚を真剣に考える女性の中には、真っ先に年収を気にする方も

コンパに参加し男性陣の自己紹介を聞くやいなや、笑顔で会話にうなずきながら、テーブルの下ではスマホを片手に、会社名を入れて年収検索をする。婚活をする女性にとって「年収」は大事な条件のひとつのようです。

「とりあえず彼氏がほしい」と思って出会うわけではなく、結婚を見据えてお相手を探す場合、付き合う相手が無職であれば結婚できないと考えるでしょうし、年収が多ければ余裕のある結婚生活を送れることが想像できるので、なるべく高収入の男性と出会いたいのです。

確かに、先に気持ちを奪われて、収入が少ないことを理由に結婚できない相手だった…なんてことは、結婚を望む女性にはとっては避けたいことです。

結婚後の様々な荒波を乗り越える時、お金以上に必要なもの

結婚相談所を利用して婚活をするメリットのひとつは、条件から出会う相手を選択できるという点にあります。ここで女性が男性を選ぶ際、重要視するポイントは、年収、学歴。とりわけ、「年収」があらかじめわかることに安心している方が多いようです。年収がわかることで、結婚後の生活のスタイルが思い描きやすくなります。

私が入会面談を行う結婚希望女性(20~30代)の多くは
「年収500万円 大学卒業 身長170cm」
を条件に出します。

ですが、婚活を進めていくうちに、年収だけが全てではないことに気づきます。考え方や価値観など、お金以上にゆずれないことが出てくるかもしれません。また、家事などの役割分担についてどう考えているかや、いずれ子どもを持ちたいのであれば子育てへの姿勢など、お互いに助け合っていける人であることも重要でしょう。

成婚に至りやすい人は、そう気付いた時に、ある程度の理想の条件を持ちながらも柔軟に出会うことができる人です。

たとえば、お相手の年収が理想の年収よりも少なかったとしても、考え方や価値観、生き方に共感できると思った時に、一歩踏み出して「こういう生活スタイルにしたらどうだろう?」と具体的にイメージしてみる。世帯年収という考え方もできるので、自分自身の働き方も見えてきます。年収が少ないことによる漠然とした不安が解消されれば、案外、覚悟を決めることができます。

流動的な時代の婚活 年収は不変の物差しではない

結婚相手の年収が多いことは安心材料ではありますが、経営者にしても会社員にしても、その会社で一生働いていくかはわからない時代です。

今の時点で年収があるのはとても魅力的なことですが、その仕事から離れたとしても、人として信用できて、ともに歩んでいける人物であるかが大事なポイントではないでしょうか。

こうしたポイントを大切にして成婚をする女性たちは、「一緒にいて居心地がよい」「楽しい」と共通して言います。

結婚は選びあうもの 「可能性を広げる」という視点を

男性は、女性の年齢と容姿を重視します。結果的に好条件の方と成婚した女性は、その女性自身もスペックが高いのです。世間一般でも結婚相談所でも、釣り合いのとれたお相手と落ち着くことがほとんどです。理想の条件の人を追い求めるあまり、結局結婚に至らない…という女性も少なくありません。

結婚は、自分が選ぶだけでなく、お相手からも選ばれなければできないということを忘れずにいきたいですね。

希望年収を下げることは、「条件を下げる」のではなく、「可能性を広げる」というとらえ方をしてみれば、出会いの幅が広がり、理想の年収には足りない分、何か他の大きな魅力を持っている方と出会えるかもしれません。

(吉田 明子/仲人士)

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