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家族の絆を見直す日 家族でいられる毎日を楽しんでいますか?

JIJICO / 2017年11月19日 11時50分

家族の絆を見直す日 家族でいられる毎日を楽しんでいますか?

家族の絆を見直す日 家族でいられる毎日を楽しんでいますか?

「家族のあり方」が多様化しても、大切なことは変わらない

最近では共働きの家庭や離婚家庭も多くなり、晩婚化から結婚しないという選択をする人もいて、これまでの画一的な「家族」の姿から多様化しつつあります。

親の介護をしながら働いている人、共働きの子育て世代、様々な立場の方がいますが、何より大切なのは「一緒にいる時間を楽しいと思える」ということ。家族という存在が重荷にならないこと。

この機会に少しだけ考えてみましょう。

子育て中のお母さんが「家族」の時間を楽しむための工夫

家族そろって一緒にいられる時間を笑顔で過ごすためには、毎日の生活が「負担にならない」ような工夫が大切です。特に子どもが小さい間のお母さんは、したいことがあっても我慢してあきらめていることも多いと思います。家事を手伝ってくれる旦那さんが増えてきたとはいえ、我慢ばかりでストレスをためてしまうと、せっかくの毎日を楽しく過ごすことができません。「~だから」とあきらめず、どうすれば自身のストレスにならないか、負担にならないかを「できる前提」で考えてみましょう。

たとえば、思い切って子どもの寝ている時間は、少しくらい部屋が汚れても気にせず、家事を休んで好きなことをする。許されるなら月一回数時間はご主人やおじいちゃん、おばあちゃんに任せて美容院や買い物に行く。ライフスタイルに合わせて「できない」と思わずチャレンジしてみるのも良いと思います。

ただし「普段母親ばかり子育てしてるから」といつもご主人のお休み全部を一人に任せてしまっては、ご主人も負担になってしまいます。あくまでもお互いにストレスを溜めない事が前提です。

やる前には無理だと思っていたことも何度かチャレンジするとうまくいく場合もあります。話し合いと工夫で家族の時間が楽しいと思えるよう心掛けると良いと思います。

気分を変えて、無理をせず、全力で楽しむ

「いつもと同じ毎日」が気持ちをぐったりさせている要因になっている可能性もあります。そんな時には、家族でちょっとしたお出かけをするのもいいでしょう。

遠出が無理なら近くのショッピングセンターや公園、庭やベランダでシートを敷いてお出かけ気分を味わうのも意外と良い気分転換になります。お弁当を作るのが負担なら買って来て家の可愛い器に盛りつけてもいいですね。あくまでも無理をしないこと、楽しむことが大切です。

子どもが成長するにつれて実感しますが、子どもとの時間は思ったよりも短いものです。家族で過ごせるせっかくの愛おしい時間を楽しまなければもったいない。貴重な時間を心から楽しむために、ストレスを溜めない工夫が必要です。

夫婦二人の時間を「楽しもう」と決めてしまう

それから、子どもが小さくても、夫婦二人の時間をあきらめることはありません。

たまには預けられる先があれば預けても良いですし、無ければ子供が寝た後一緒にお酒を飲んだり、家で映画鑑賞や音楽を聞いたり、保育園などの子どものお迎えに行ける時には二人で出かけたり、少しの時間でも一緒の時間を楽しむことも可能です。重要なのは「楽しもう」と決めること。

子ども中心の生活の中でも、夫婦だけの時間は会話を増やすことは必要です。その時は相手を非難する会話をしないなどのルール等を決めるといいと思います。仲のいい夫婦は子どもにとっても良い影響を与えます。

将来子どもが自立して夫婦2人だけの暮らしに戻ることを考えても、一緒に過ごすこと、会話すること、お互いを理解しあうことは大切だと思います。

我慢しない介護を

家族を介護している方も同様です。我慢し続ける生活は笑顔もなくなり、介護される方にも辛い気持ちが伝わります。負担を減らすこと、人の手を借りることも考えて一緒に居る時にはお互いが笑顔でいられる工夫も大切です。

人に頼むことに後ろめたさを持つより、笑顔でいる方が結果的にみんなにとって良い結果になります。

そして共通の趣味や家族の時間と同じように、それぞれの時間を持つことも大切です。

たとえ親子でも夫婦でも別の人格、尊重すべき存在です。誰か一人の犠牲の上に成り立つ家族は不健全です。

甘えてよりかかるのではなく、想い合える家族へ

私は、仲のいい家族でいるには努力が必要だと思います。その「努力」は「思いやり」という言葉に置き換えてもいいでしょう。家族に頼りきりになり、甘えて寄りかかるのではなく、依存しすぎず、ひとりひとりが自立し、想い合い、大切な時間を共有し、必要な時には助け合う形が望ましいと思います。

11月の第3日曜日は家族の日です。今一度家族の大切さ、絆を振り返ってみませんか?

(飯塚 和美/心理カウンセラー)

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