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無料Wi-Fiって安全?利用する際の注意点を解説

JIJICO / 2018年8月27日 7時30分

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無料Wi-Fiって安全?利用する際の注意点を解説

Wi-Fiを活用すれば月額契約のデータ通信容量を節約できる

スマートフォンなどの機器は基本的に電話回線を使ってインターネットに接続できますが、その通信量に応じて、月額で契約しているデータ通信容量が減っていきます。最近の若い人たちはこのことを「ギガが減る」とか「ギガが足りなくなる」などと言うようですが、通話料金が定額になってきた現在、月額料金を決めているのはこのデータ通信料金と言っても過言ではありません。

標準的な利用なら3~5GB/月程度で充分だと思いますが、動画やゲームをよく使う場合はこれでは足りずにもっと大容量の契約をしている方もいます。余った分は次月に繰り越されるプランもありますが、容量を全部使い切ってしまうと通信はできてもその速度が低速(128kbps)に制限され、実質的にはメールのやり取りぐらいしかできなくなってしまいます。データ通信料金はあらかじめ大容量の契約をしておけばその差は数千円で済みますが、月末になって足りなくなり、追加で購入すると1GBあたり1,000円などと割高になります。

そこで効果を発揮するのがWi-Fiによる接続です。Wi-Fi経由でインターネットに接続すれば、自分の持っている通信量を使わずにすむので、自宅や職場などではそのように使っている方は多いと思います。最近ではスマートフォンが普及するなか、街中に無料でWi-Fiに接続できるアクセスポイントも増えてきていますが、今回はそれらを利用する際の注意点についてお知らせします。

携帯電話会社が提供している無料Wi-Fiは基本的には安心して使える

無料Wi-Fiとは、文字通り無料で誰でも使えるWi-Fiのことで、街中でステッカーを見かけることも増えてきています。(それでも諸外国に比べると数は圧倒的に少なく、外国人観光客からは不満の声が上がっているようです。)無料Wi-Fiの主なものを挙げると、

1. 携帯電話会社が駅やコンビニエンスストア、大型施設などに設置しているもので、主にその会社のユーザーに対して提供しているもの。
2. 個人経営の喫茶店や商店などで、主にその顧客に対して提供しているもの。

となります。

上記1に関しては、大手3キャリア(docomo, au, Softbank)が提供しており、それらのユーザーであれば特別な設定は不要でエリアに入れば自動で使えるようになっています。駅などで設定をした覚えがないのにスマートフォンのWi-Fiマークがついていることがたまにあると思いますが、その際は大体こちらのWi-Fiにつながっています。これらは無線も暗号化がされているので、通常の状態であればセキュリティ上もあまり心配せずに使えます。むしろ、最近では駅などにおいてかなり多くの人が自動的に接続されてしまうため、通信回線が混雑し速度が出なくなることの方が問題視されています。

パスワードがかかっていないもの・情報を搾取する目的のニセ無料Wi-Fiに注意!

気をつけなければならないのは上記2を使う場合です。これを使う場合にはまずお店にIDやパスワードを聞く必要がありますが、パスワードがかかっていてそれを入力しないと接続できないものに関しては、パスワードとともに無線にも暗号化がかかっていますのであまり心配することはありません。

問題なのはIDのみで接続できるものです。こちらはパスワードの入力をせずに使えるので手軽なのですが、無線に暗号化がかかっていないので、悪意のある人に無線を盗聴されると、その通信内容までが筒抜けになってしまうことがあります。さらに、情報を搾取することを目的として意図的に無料Wi-Fiを装った偽のアクセスポイントを設置するような輩も存在します。この場合も「Free_Wifi」などのいかにもありそうなIDのみでパスワードはかけずに設置されることが多いので、同様に注意が必要です。

これまでご紹介したように、パスワードのかかっていないWi-Fiは危険がいっぱいです。外で無料Wi-Fiを使う場合はIDと共にパスワードも同時に提供されているかを確認して、パスワードがかかっていないものに関しては緊急時の調べ物以外使用を控えた方がよいでしょう。

(目代 純平/ITコンサルティング、ITコンシェルジュ)

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