こうしてあなたは眼鏡で老ける

JIJICO / 2019年10月5日 7時30分

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こうしてあなたは眼鏡で老ける

眼鏡フレームはどのように選ぶ?

皆さん、こんにちは。私は眼鏡屋の経営をしながら、眼鏡フレーム(以下フレーム)もデザインするデザイン業も営むデザイナーでもあります。眼鏡屋さんで日々接客しながらデザイン業もこなす眼鏡店店員は少数派で、多くのお店は、他のデザイナーがデザインしたフレームを仕入れて販売しています。つまり私は他の眼鏡屋さんとは少し異なり、特殊な目線というか切り口でお客様のお顔を拝見し、そして似合うと思われるであろうフレームを提案しています。

すると多くのお客様は驚きます。「私は眼鏡屋さんに行くとどれを掛けてもお似合いですよ。と言われるばかりで迷うし、では自分でどれが似合うか判断がつくかと言えばどれを掛けても違和感ばかりだったのよ。それがこうして数本掛けさせるだけで似合うフレームを提案されたのは初めてよ。」と驚かれます。このコラムをご覧になっている皆様はいかがですか?

眼鏡フレーム次第で老けた顔に見えることも

自分で自分に似合うと思うフレームを選べますか?きっと多くの方はこの問いにNOと答えるでしょう。そもそも洋服を選ぶ、靴を選ぶ、それらはそこまで困る事はない筈なのに、何故フレーム選びはここまで難解なのでしょう?フレーム選びは特殊な作業なのでしょうか?

実際にお店に立っていて、フレーム選びをご自分で上手に選べる方は皆無に等しく、皆さんフレーム選びにお困りです。また私達が提案しようとしても取り付く島もなく、黙々とご自身で答えをだし、選ばれたフレームを掛けているお顔を拝見すると、正直首をかしげたくなるシーンもままあります。それは眼鏡選びのセオリーから外れたご選択だからなのですが、そもそも私達は提案する時にはセオリーはあってもタブーは無いと考えています。ですから自由に選びフレーム選びを楽しんでください、と心底願います。

ところが、その一生懸命ご自分なりに選んだフレームが明らかな間違いで、お顔が綺麗に見えないばかりか、第一印象を悪くし、そして、まさかまさかご自身では意図していない老けて見えてしまうフレームを知らず知らずに選んでいたとしたら?

老けて見えない眼鏡フレーム選びのポイント

繰り返しますが、そういった事例を多々みかけるのです。それを私は歯がゆく思い、そして勿体無いとさえ思っています。だって皆様のお顔はフレーム一本上手に見えればもっともっとお綺麗にかつ、血色良く、生き生きと見えるようにお顔をメイクする事すらできるからです。多くの方は、一見魔法に見えるそのコーディネイトテクニックをご存知なく、ご自身のイメージを悪い方向に印象づけているように思えます。

私はこのコラムではそのほんの一部に過ぎないかもしれませんが、老けて見えないばかりか、お顔が映えるフレーム選びのハウトゥーを紹介しようと思います。

1. 肌の色の特性と合わせることにより血色良く見えます。そうったフレームを選びましょう。
2. 髪の色と対比を考慮して選びます。黒髪には茶色、茶色には黒髪をお薦めします。
3. ご自分のお顔と対照的なレンズシェイプを選ぶのがセオリーです。
4. ご自分のイメージと対極に位置するメガネを選びます。
5. 老眼の方が対策をされていないフレームを掛けると眉間に皺が寄ったり、フレームを外して手元を見ている仕草をあなたは見られているのです。
6. 適性な位置に掛けると眼がフレームと喧嘩せず、目もフレームも綺麗に見えるのです。1mmずれたフレームで1歳老ける。これを覚えてください。本当に調整されたフレームはずれないのですよ。
7. 年相応のフレームって老けて見えますよ。

老けて見えないメガネ選びの為には、この1~7に注意してメガネを選びます。

ここで留意すべきことは、メガネフレームだけご自分に合わせればオールOKではなく、レンズもご年齢やご自身の状況に合わせて適正にチョイスしなければ老けてしまうという事実です。
でもそんな正しく膨大な知識は本コラムをお読みの皆さんはご存知ないですよね?つまり皆様は眼鏡店店員と相談しながら選ぶという方法をお薦めします。それがより良いメガネ選びにつながると私は思いますので是非店員さんをこき使ってくださいね。(苦笑)

正しい眼鏡レンズ選び

例えば遠近両用レンズの普及率は18.4%(眼鏡DB2018より 眼鏡光学出版㈱)とそれほど高くはありませんが、私も使っています。遠近両用レンズは実は便利なレンズですが、遠近両用レンズは怖いという間違った知識をお持ちの方やそもそも遠近両用レンズの存在すら知らない方の方が多いのでしょう。その遠近両用レンズって大丈夫という正しい知識を得る為には、しっかり勉強した店員さんの力を借りるようにしてください。

この業界に限らず、「今」は大手の理屈が世間の常識で、正しい知識を発信したとしても、大手の広報力に上書きされることがしばしばです。ですから正しい知識を得る為には相応の努力と検索スキルが求められます。
そしてそのスキルや高い意識のある方とない方の情報格差は開くばかりです。せめて本コラムを読んでくださった方は、このコラムをきっかけとして正しい知識を得て間違いのない眼鏡選びをして頂きたいなと切に願うのです。

(伊藤次郎/SS級認定眼鏡士、アイウェアデザイナー)

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