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年末年始のイベントで司会を任されたら?プレゼンや会議にも役立つ司会進行の3つのポイント

JIJICO / 2019年11月24日 7時30分

年末年始のイベントで司会を任されたら?プレゼンや会議にも役立つ司会進行の3つのポイント

年末年始のイベントで司会を任されたら?プレゼンや会議にも役立つ司会進行の3つのポイント

大切な会合の司会進行を任された際に、不慣れで不安に感じる人も多いかもしれません。このコラムでは、司会進行の印象をグッとよくし、会合の雰囲気を楽しくするための3つのポイントを紹介します。職場でのプレゼンや会議のみならず、高齢者施設や交流サロンのレクリエーションや健康講座、これからの季節に増えてくる忘年会やパーティーの司会進行など、さまざまな場面に応用できます。

イベントなどで楽しい雰囲気を作るための3つのポイント

大勢の人を対象とした会合の司会進行を任されたときに、印象をよくするために押さえておきたいポイントは以下の3つです。

・相手の心を開くには、まず自分から心を開く ・参加者や全体をよく見て、肯定的に受け止める ・文字や写真の力も借りてわかりやすく説明する

それぞれの項目について詳しく解説します。

相手の心を開くには、まず自分から心を開く

参加者が一向に心を開いてくれず凍った空気になったらどうしようと考え始めてしまうと、司会進行を受け持つのが憂鬱になってしまいます。

まずは自分から心を開いてみることを意識してみてください。自分が相手に何かをすると相手も自分に同じことをしたくなる性質が人には備わっています。先に自分が心を開くことで、相手も心を開いてもよいかなと思ってくれます。

この性質を心理学では「返報性の原理」と呼びます。また、場の緊張感をほぐすための「アイスブレイク」と呼ばれる手法も多数開発されています。それらも上手に活用しながら、全員が心を開きやすい雰囲気を作ることができると、その後の司会進行が格段にやりやすくなります。

緊張してもほんの少しの失敗はご愛敬です。準備不足が原因の大きな失敗は避けたいですが、等身大の自分を見せた方がかえって参加者が心を開いてくれる可能性もあるのです。そう考えると、緊張も怖くなくなるのではないでしょうか。  

参加者や全体をよく見て、肯定的に受け止める

会議やプレゼンで参加者に発言を促したり、自分が説明したことを他の人に実演してもらう際には、相手や会場全体をよく見てペースを尊重することも大切です。 そして、なるべく相手のことを肯定的に受け止めることを心がけたいものです。

相手に対する態度は、参加している全員に伝わります。一人ひとりに敬意をもって接していることが伝われば、空気が重たくなることはありません。 会議やプレゼンでは自分の意見と異なる意見が出ることもありますが、意見を否定する前にまずは発言したことを尊重することが大切です。

文字や写真の力も借りてわかりやすく説明する

わかりにくい説明は、参加者の興味をそぐ大きな原因になります。文字や写真などの情報を言葉の説明の補助に用いると、大事なポイントをわかりやすく説明することが可能になります。

また、体操や機械の操作など、何かを参加者にやってもらう場合には、言葉で説明するだけでなく実演を伴うとわかりやすくなります。

Mircacast(Android版タブレットの場合)、もしくはAirplay(iPadの場合)と呼ばれる通信システムを用いると、ノートPCがなくても、タブレットから文字や写真をプロジェクターに送信することが可能です。

プロジェクターを使うことができない場所では、100円ショップのクリアケースに文字や写真を印刷した紙を入れると、お笑い芸人風の即席フリップを作ることもできます。介護予防サロンのレクリエーションや健康講座など、特に高齢者を対象とした会合で重宝します。

自ら心を開き、互いに尊重することを心がけると、打ち解けた楽しい雰囲気を作ることができます。司会進行で緊張した際には、ぜひ3つのポイントを思い出してみてください。

(田久 朋寛/ヨガ・ピラティスインストラクター)

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