危険性は喫煙に匹敵…「すい臓がん」リスク高い血液型とは?

WEB女性自身 / 2018年7月12日 11時0分

写真

血液型別に“死にいたる病気”があるという。誰もが持っている血液型それぞれに、固有のリスクが潜んでいるとは驚きだが、すべて医学的な統計データに裏付けられたものなのだ。せめて、自分のリスクを知って“転ばぬ先のつえ”としたいもの!

今年5月、東京医科歯科大の高山渉特任教授(外傷外科)らが「重傷のケガで緊急搬送された患者のうち、死亡率はO型が28%、O型以外が11%で、O型のみが2倍以上高いことがわかった」と発表。大きな反響を呼んでいる。

調査は’13〜’15年度に入院が必要となる重傷で、東京医科歯科大病院などに運ばれた901人の患者のデータを分析したもの。

「これまで血液型による血の固まりやすさは、外科的に大差はないとされてきました。ところが違いがあることがはっきり数字で示された。画期的な調査だと思います」

こう話すのは、血液型の科学的調査にくわしい長浜バイオ大学教授の永田宏先生。みなさんは血液型についてどこまでご存じだろうか。現在では、いちばん一般的なABO式血液型以外にもRh(+)(−)のほか、100種類以上の分類がある。なかでも重要なのがABO式血液型だ。日本人はおおよそA型4割、O型3割、B型2割、AB型1割に分けられるそう。

「出血の際などに血液を固めて止血するための血液凝固因子は、すべての血液型で共通に存在します。ところがABO式血液型によって、一部の凝固因子の濃度に違いがあり、ほかの血液型に比べ、O型は血が止まりにくいのです。そのことが、重傷のケガでO型の死亡率が高い理由と説明できます」(永田先生・以下同)

ABO式血液型が発見されて118年。まだ血液型の研究は始まったばかりと言えるが、近年、世界の医療機関の調査で、ほかにも血液型による、さまざまなリスクが報告されている。永田先生が解説してくれた。

インドや東南アジアの人は、3〜4割がB型になる。

「じつはB型が多い地域は、コレラが蔓延したエリア。コレラは、コレラ菌が生み出す毒素によって激しい下痢に見舞われ、死にいたる病いです。日本でも江戸末期から明治初頭にかけて多くの死者を出しました。そのコレラに感染しても重症化しにくいのがB型。逆に重症化しやすいのがO型とわかってきています。このため、東南アジアではB型の人が生き残り、現在の割合になっているようです」

B型にはイヤなデータがある。

「米国の国立がん研究所が’09年に発表した論文では、もっともすい臓がんになりやすいのはB型です」

  • 前のページ
    • 1
    • 2
  • 次のページ
女性自身

トピックスRSS

ランキング