小林弘幸式・自律神経整える「家事しながらトレーニング」

WEB女性自身 / 2019年9月8日 6時0分

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夏の終わりにやってくる“残暑不調”。自律神経の乱れで疲れが取れず、ついダラダラしてしまいます。とっておきトレーニングで、不調を解消しましょう!

「酷暑が続く季節が過ぎた秋口には“残暑不調”で悩む人が増加。だるくてやる気が出ないからといって動かないで過ごしていたら、さらに体調が悪化してしまう。ひいては慢性疲労症候群や全身の不調を招きます」

そう語るのは『女性自身』連載「血流講座」でおなじみの、順天堂大学医学部の小林弘幸教授。新著『疲れたら動け!』(クロスメディア・パブリッシング)が話題になっている。ところで、残暑不調とは?

「酷暑、エアコンの効いた室内と室外の温度差、睡眠不足、冷たいものの飲みすぎなどは、自律神経を大きく乱します。そのダメージが体に蓄積し、だるさや疲れが取れなくなるといった不調が、残暑を迎えたあたりに出てくるのです」

残暑不調の症状でとくに目立つのが「慢性的な疲れが取れない」「だるくてやる気が出ない」だという。

「自律神経の乱れは血流を悪化させます。なんとなく疲れている感じが残り、動けなくなります。しかし、体を休ませると血流がさらに滞り、肩こりや冷え、むくみなどを招くのです。血流の悪化で全身の細胞に栄養や酸素が行き届かなくなります。胃腸の働きも悪くなったり、免疫力が落ちたりすることで、高血圧や糖尿病、心疾患や脳疾患など重篤な病気を招いてしまうのです」

残暑不調の解消には、どんな体の動かし方がいいのだろうか?

「毎日の暮らしのなかでこなしている家事にも、自律神経の乱れを整える運動が多く含まれています。体をひねったり、上に伸ばしたり、自然にさまざまな動きをしているのです。そんな家事に、ちょっとしたエクササイズやストレッチを加えることで、残暑不調をより効果的に解消できます。ぜひ体を動かしてみてください」

そこで小林先生が「自律神経バランスが整うトレーニング」を伝授。

【1】「洗い物しながらつま先立ち」むくみ解消も

両足のかかとの上げ下げを20〜30回。ふくらはぎや、太ももの筋肉を意識しながらリズミカルに行うと、自律神経のバランスが整う。

「滞りがちな下半身の血流を促進。ふくらはぎや足首のむくみ解消に役立つ。足先まで血が行き届くので冷え性にも効果的です」(小林先生・以下同)

【2】「掃除しながらスクワット」便秘解消も

掃除機をかける際、足を大きく踏み出す。背筋を伸ばしたまま腰を落とし、踏み出した足を90度近くまで曲げる。左右で10歩。

「血液の70%が集まっている下半身を鍛えることで全身の血流と代謝がアップします。リズミカルにやれば腸が活性化し便秘解消にも」

【3】「もの干しゆらゆら前屈」脳の疲れ解消も

足を肩幅に開いて、両手をだらんと垂らして前屈。洗濯カゴから衣類を取り出す前に、背骨をしならせながら、腰を左右に振る。上半身全体が振り子のように揺れるイメージで5秒ほど揺らす。徐々に揺れを小さくして、一息大きく吐いて、ゆっくり衣類を取り出して、起き上がる。

「脱力させた上半身と腰を揺らすことで、全身の血流がよくなります。体のゆがみを調整して、関節まわりの筋肉をほぐす効果も。脳にも新鮮な血が流れ込み老廃物を排出します」

【4】「洗濯物たたみで骨盤ストレッチ」腰痛解消も

足を軽く開いて座った左側で衣服をたたむ。たたみ終えた服は体の右側に置く。

「股関節をリラックスさせることで副交感神経を優位に導き安眠効果が期待できます。骨盤を大きく動かすことで、骨盤がスムーズに動くようになり、こり固まった腰まわりの筋肉をほぐします」

【5】「窓ふき肩甲骨運動」肩こり解消も
足を肩幅に開き、胸と同じ高さに両腕のひじを上げ、上半身を動かさずに肩甲骨を上下させて窓をふいていく。背筋を伸ばすと効果大。

「肩甲骨まわりの筋肉と肩関節を大きく動かすことで首回りの可動域も広がります。腕全体を使うことで血流も改善。肩や首のこりを根本からほぐしてください」

小林流自律神経バランスが整うトレーニングを日常生活に取り入れて、残暑不調を解消しよう!

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