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スキー場のリフトは数時間待ち…流行作った80年代のユーミン伝説

WEB女性自身 / 2021年8月23日 6時0分

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住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう! わかる」って盛り上がれるのが、青春時代から追いかけているアーティストの話。活躍する同世代の女性と一緒に、80年代を振り返ってみましょうーー。

「’80年代までは、大衆の情報源がテレビ、ラジオ、映画、雑誌などに限られていました。だからこそ、バンドワゴン効果といって、マス媒体が発する流行に、たくさんの人が飛びつく時代だったのです。そうした時代背景の中で、絶大な人気を誇ったのがサザンオールスターズ、そしてユーミンこと松任谷由実さんでした」

そう話すのは世代・トレンド評論家の牛窪恵さん(53)。もちろんその人気は、楽曲のよさ、アルバムの完成度の高さがあってこそ。

「荒井由実として活動していた’70年代から第一線で活躍していますが、とくに’80年代は飛躍の時期でした。『SURF & SNOW』(’80年)、『VOYAGER』(’83年)、『NO SIDE』(’84年)、『ダイアモンドダストが消えぬまに』(’87年)など、名盤を挙げだしたらキリがありません」

いまやサブスクが主流で“目当ての曲”しか聴かない人も多いが、当時はアルバムで“ほかの曲も含めた流れ”を聴き、ミュージシャンをより深く知れる時代だった。

「ユーミンの作品はアルバムごとにテーマ、世界観があり、曲の順番もジャケットも、それに合わせて完璧に作り込まれていました。ドライブしながら聴くカセットテープは、アルバムの中で好きな曲だけを選び、好みでない曲は省くなどしたものですが、ユーミンの場合、そんな編集をしたくないほど完成度が高いと評判でした」

さらにライブパフォーマンスや演出も特筆すべき点だ。

「ユーミンといえば、『SURF &SNOW』として開催される、苗場などスキー場での冬のコンサートと、逗子マリーナなどのプールサイドでの夏のコンサートが、多くの年の恒例行事。サーカスやフィギュアスケートの要素を取り入れた’99年以降の『シャングリラ公演』は、ユーミンの集客力がなければ製作費が追いつかないほど、ゴージャスなものでした」

ユーミン人気は、さまざまな業界にも波及効果があった。

「主題歌『サーフ天国、スキー天国』をはじめ、『恋人がサンタクロース』『BLIZZARD』が劇中歌として使用された映画『私をスキーに連れてって』(’87年)が、空前のスキーブームに火をつけたといえるでしょう。人気のスキー場のゲレンデでは、リフトに乗るまでに数時間待ちが当たり前でした。映画と音楽のコラボレーションが、若者の旅行や車への消費に結びつき、経済的にもさまざまな分野に恩恵をもたらしたのです」

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