韓国人ジャーナリストが告白「我が国に言論の自由はない」

WEB女性自身 / 2014年11月10日 8時0分

「朴槿恵(パク・クネ)の弟が関わったとされる殺人事件報道、イベントで私が言った朴槿恵の父・朴正煕元大統領の性的スキャンダルなどが名誉毀損とされたんです。私は朴槿恵本人からも訴えられています。収賄で逮捕されたロビー活動家と密会していたという報道が事実無根だというのです。この国では政治家の批判をするとすぐに潰される。もう韓国に言論の自由なんてありません」
 
本誌にこう語るのは、韓国人ジャーナリストのチョー・チンウー氏(41)。チョー氏は友人のジャーナリスト、キム・オージュン氏(45)とともに、インターネットで報道番組を制作していた。舌鋒鋭い政権批判で熱狂的な支持を集めていたが、大統領選後、朴槿恵大統領の弟に6回も起訴され、番組は強制的に潰されてしまったという。キム氏は言う。
 
「正確な統計はないけど、李明博(イ・ミョンバク)前大統領が、人々を黙らせる手段として、名誉毀損裁判の乱用を始めたんだ。朴槿恵は、そのやり口を真似てるわけ。日本の産経新聞も名誉毀損で訴えられたでしょ。あれは産経を見せしめにして、韓国国内のメディアへ圧力をかけようとしているんだよ。反日感情をうまく利用した卑怯なやり方だよ」
 
産経新聞ソウル支局長だった加藤達也氏が朴槿恵大統領への名誉毀損で起訴されたのは、10月8日のこと。産経新聞への嫌がらせは続いているという。
 
「加藤さんへの起訴状は8枚ですが、証拠が800枚もある。コピーするのも翻訳するのも大変で、嫌がらせ以外の何物でもない」(産経新聞関係者)
 
チョー氏とキム氏の件は国際的な関心も高く、欧米メディアでは盛んに取り上げられている。フランス・パリに本部を置く国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団」も、 14年版の「各国の報道の自由ランキング」で、韓国のマスコミ弾圧の典型例として2人の名を挙げている。キム氏は続ける。
 
「いま韓国は、みんな恐怖に閉じ込められている感じだよ。朴槿恵はいろいろな民間団体やNGOを潰したしね。反体制的な姿勢を取る人なんてほとんどいない。だって、警察も検察も大統領の代理人になっているわけだから」
 
チョー氏は最近「ウィキリークス」の創始者、ジュリアン・アサンジュ氏に英国でインタビューした。
 
「ジュリアンは私に『権力が国民への検閲を強めるのは、国民を怖がっているからだ』と教えてくれました。そして訴訟で必ず勝ってくれと励ましてくれたんです」
 
チョー氏とキム氏の次回公判は11月10日。裁判で負ければ、5年の牢獄生活の可能性があるという。
 
(週刊FLASH11月18日号)

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