火砕流700万人被害の専門家試算も…注目集まる巨大噴火

WEB女性自身 / 2014年11月10日 8時0分

〈2時間以内に火砕流で九州に住む700万人が死亡。大量の火山灰は偏西風で東に流れ、東京には20センチの火山灰が積もり、北海道の一部を除く1億2千万人が生活不能になる〉
 
10月22日、神戸大学の巽好幸教授らは、巨大カルデラ噴火が日本列島で今後100年間に起こる確率は1%という試算結果を発表した。この噴火では、火山灰などの総噴出量は御嶽山噴火の10万倍に相当する100立方キロメートル以上となる。
 
さらに、2万8千年前に起きた姶良カルデラ噴火(噴出量450立方キロメートル)と同規模の噴火が九州中部の阿蘇周辺で発生した場合の被害予想も発表。冒頭のような光景が日本を襲うという。
 
「火砕流は雲仙普賢岳で起きた溶岩崩落型ではなく、噴煙柱崩壊型と呼ばれるもので、高く舞い上がった高温の火山ガスと火砕物がいっきに降りてきて全方位に流れます。時速は100キロ、温度は500度、噴出直後は1千度にも達します。一瞬にして人を焼き殺してしまう。7万年前の阿蘇山大噴火では、火砕流は海を渡り、180キロ離れた山口県まで達しています」
 
そう話すのは、 02年に巨大噴火シミュレーション小説『死都日本』を発表した石黒耀氏。この小説の正確さは日本地質学会から表彰を受けたほど。火山学を専攻する学生の必読書でもある。石黒氏は、さらに脅威になるのが火山灰だと語っている。
 
「普通の火山灰とは違い、破局噴火の火山灰はパウダー状の微粒子なので、水を加えると練った小麦粉のように、こびりついて剥がれない。交通機関は麻痺、電線が灰の重みで切れ電気が止まる。浄水場に灰が溜まり水もダメ。ライフラインがストップし、生活不能になるのです。東京の人は2週間分の食料と水があれば、運がよければ生き延びられるかも。ただし、破局噴火が九州中南部で起これば、再稼働が認められた川内原発は壊滅し、日本中に大量の放射能がまき散らされ、日本は全滅します」
 
千年に1度の震災といわれる東日本大震災。1万年に1度の破局噴火が発生しない保証はない。
 
(週刊FLASH 11月18日号)

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