近藤誠医師が「最期はガンで死にたい」と語る理由

WEB女性自身 / 2014年12月26日 11時0分

「今の時代、2人に1人がガンになって、3人に1人がガンで死ぬというけど、ガンになってる人のなかには、健康診断やガン検診でガンもどきが見つかってしまった人も多いんだよ。ガンもどきなら死ぬことはないから、放っておいてもまったく問題ない。だから2人に1人がガンになるのに、3人に1人しか死なないわけ。けっして、ガン治療の効果があって治癒したからじゃないんだよ」
 
こう語るのは、元慶応病院放射線科の近藤誠医師(66)。どうでもいい異状を見つけ、適当な病名をつけては、薬や手術で大儲けするのが医療の本質。それに引っかからなければ長生きできると近藤医師は言う。
 
「何も治療せず放置することで延命効果が得られる最大の理由は、治療による副作用で死なないからだよ。必要ないのに、外科手術や抗ガン剤治療、放射線治療を受けて、体がガタガタになって死んじゃう人がすごく多いんだよ。そういう人たちだって、放っておけば天寿を全うできた可能性がはるかに高いわけ。僕は『がんより怖いがん治療』という本を書いたけど、本当にガン治療のほうがガンよりはるかに怖いんだよ」
 
慶応病院時代、少なく見ても150人以上のガン患者に何もしない放置療法をおこなってきた近藤医師。その経験から導き出された自らの理想のエンディングは、じつにシンプルだ。
 
「僕も死ぬならガンがいいと思っているんだ。ボケは自分がわからなくなるからハッピーかもしれないけど、周りに与える迷惑を考えると、とても理想とは言えない。脳卒中も半身不随にでもなればつらいよね。心筋梗塞も、生き残ってしまうと、行動を制限されたりするからね。その点、ガンは変な治療を受けなければ、比較的最後まで普通に活動できて、頭もしっかりしている。死ぬんだから気分がいいわけではないけど、消去法で考えればガンしか残らないんだよ」
 
ガンというと、どうしても末期に苦痛でのたうち回るというイメージが強いが、それはありとあらゆる治療で体を痛めつけた結果だそう。
 
「治療さえしなければ、痛まないガンが多いんだよ。たとえば胃ガン、食道ガンなんかの最期は栄養失調で衰弱していくだけだし、肝臓ガンなんかは肝機能不全で体が黄色くなって意識が薄れて死んでいく。肺ガンだって呼吸は苦しくなるけど、動かなければなんとかなるからね。最終的にはどのガンも昏睡状態になるんです。だから、高齢者が亡くなるにはとても好都合な病気であることは確かだよね」
 
今も日本では毎年たくさんの医師が誕生する。「一人の医者が誕生すると、医者は病名をつけることが仕事だから、自動的に数百人、数千人の患者ができあがる」と近藤医師。だからこそ、「死を意識せよ」ではなく「今日を楽しめ」と言うのだ。
 
(週刊FLASH 12月30日号)

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