ミシュランの新選定基準「安くてうまい店」に疑問の声

WEB女性自身 / 2013年12月27日 7時0分

『ミシュランガイド東京・横浜・湘南2014』(日本ミシュランタイヤ発行)が12月6日に発売された。’07年以来7冊目になる今回の話題は、なんといっても新しい選定基準。星は付かないが、1人5千円以下で食べられ、コストパフォーマンスの高いお薦めの店を『ビブグルマン』として紹介。フレンチとイタリアンの157店が掲載されている。
 
「東京はあまりに飲食店数が多いのでカテゴリーを限定する必要がありました。そこで本社がフランスということもあり、日本人にまだまだ敷居が高いと思われがちなフレンチとイタリアンを身近に感じてもらおうという選択に。選定は星付きと同じで、調査員が実際に足を運び、厳選しています」(ミシュランガイド広報事務局)
 
しかし、12月3日に行われた発表レセプションに参加した『ビブグルマン』選定のシェフの間では、「あそこの店が入ってないのにウチが選ばれていいの?おかしいな」との会話が聞かれたという。辛口グルメ評論家の友里征耶さんもこう言って首をかしげる。
 
「選び方の基準がブレまくりです。たとえば『俺のイタリアンGINZA』。高級食材を安価で提供すると話題の店ですが、キャビアはアメリカ産ヘラチョウザメのもので仕入れ値は2千円以下。それを3千800円で出しているのだから決して安くない。オマールエビも冷凍でうまくごまかしてるなという感じ。調査員はこれをお得と思ったのでしょうね」
 
そこで本誌記者は『ビブグルマン』でもっとも安いランチ850円〜のイタリアンに行ってみた。中央線沿線にある店の前には正午の開店前から数人の行列ができていた。「ミシュランが850円のパスタで評価したとは思えないけど。初めてなので楽しみ」(20代男性)。ところがお目当ての850円単品パスタはなくなっていた。
 
店側の説明によると、「ミシュランに掲載されたので今週は食材をよいものにし単品はメニューはお休み。千円コースのみにしています」とのこと。
 
やむなくサラダ、デザート、コーヒー付き千円コースを注文。3種から選べるパスタはカラスミと白髪ねぎのペペロンチーノを選択。ふんだんにかかったカラスミが食材アップということか。150円増でこれだけサイドメニューが付くのでお得感は十分だったが……。
 
「まさかの“便乗値上げ”ですね。850円パスタを楽しみにきた客を裏切ってますよ」(友里さん)
 
今回の『ビブグルマン』掲載店の顛末はいかに?じっくりと見守っていきたい。

女性自身

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