感染者急増…“RSウイルス”と普通のカゼの見分け方 

WEB女性自身 / 2014年1月24日 7時0分

毎年、冬になると猛威を振るうインフルエンザとともに、さまざまな感染症が流行する。今シーズン、感染者が急増中なのが「RSウイルス」だ。
 
「感染すると、特に乳児は気管支炎や肺炎を、慢性呼吸器疾患(肺気腫や喘息)の持病のある高齢者は重度の呼吸障害を起こすことがあります。今シーズン、全国約3千の小児科医療機関から報告された患者数は、昨年の12月9〜15日で4千385人。5週続けて患者数の多い状態が続いています。通常、この感染のピークは冬ですが、昨年は6月から患者数の増加が確認され、老人ホームなどでは集団感染も起きています」
 
こう話すのは国立感染症研究所・感染症疫学センター第6室長の木村博一さん。同センターによると、’12〜’13年のシーズンの感染者数は3万568人、2年前と比べてほぼ2倍。今シーズンは前年を上回るペースで増えているという。
 
’13年2月には、千葉県内の老人福祉施設で利用者と職員計67人が熱やせきの症状を訴え、利用者15人が肺炎で入院し、このうち3人が亡くなった。亡くなった2人を含む患者6人から「RSウイルス」が検出されているように、集団感染が疑われる事例も報告されている。
 
じつは「RSウイルス」は珍しい病気ではなく2歳までにほぼ全員がかかり、以後再感染を繰り返すという。「RSウイルス」感染症の症状と危険性について、ナビタスクリニック立川(東京都立川市)の細田和孝院長が説明する。
 
「ウイルスに感染すると、たいていは4〜6日間の潜伏期間を経て、発熱や鼻水、乾いたせきなど風邪のような症状が数日続きます。多くは軽症ですみますが、せきがひどく日常生活にも支障をきたすような際には、検査も考慮します。重くなる場合にはせきがひどくなる、ぜいぜいするせきが出る、呼吸困難などの症状が現れ、場合によっては、細気管支炎、肺炎へと進行します。初めて感染する乳児や高齢者、心臓や呼吸器に持病がある人は症状が重くなりやすいので要注意」
 
特に、生後6カ月までは、呼吸困難や枝分かれした細い気道に炎症を起こす細気管支炎、肺炎といった症状が出やすいという。さらに、合併症で中耳炎のほか、急性脳症、無呼吸発作など突然死につながる症状を起こすこともあるので、“たかが風邪”とあなどってはいけない。
 

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