「作る側の情熱が再び…」ドラマ界が復活した理由

WEB女性自身 / 2013年12月9日 7時0分

‘00年代のドラマ視聴率ランキングでは、第2位の『ビューティフルライフ』から第8位の『百年の物語』まで『北の国から』を除いて、木村拓哉か松嶋菜々子が出演したドラマだけが並んでいる。

「正直なところ、’00年以降、テレビの視聴率は低迷。そのなかで、2人だけが数字が取れる役者だったということです」(テレビ評論家・古崎康成さん)

とくに木村拓哉は10位以内に3本がランクイン(2位『ビューティフル~』5位『GOOD LUCK』6位『HERO HERO』)。孤軍奮闘ぶりがうかがえる。

「とにかく数字の取れるタレント頼み。でもそれは当然飽きられてくる。すると今度はヒットしたコミックを原作にしたり(『GTO』『ごくせん』『JIN-仁-』など)、または当たったドラマの“2”に頼る。いずれにしても尻すぼみだったんです」(放送作家・わぐりたかしさん)

そのとき、あの東日本大震災が起きた。

「3・11以降、みんな、寂しいし、怖いし『ひとりじゃない』ということを認識したくなった。それにはテレビはいちばんいいメディアで、みんなで同じ時間に見られるものですよね。『みんなでこれ、見てるよね』っていう安心感につながる。それがいま、大ヒットドラマが生まれる下地になっている」(『ビューティフルライフ』脚本家・北川悦吏子さん)

今年夏、『半沢直樹』(’13年・TBS)の最終回が視聴率42・2%で、’00年以降の最高視聴率を書き換えた。『半沢直樹』の演出家・福澤克雄さんは、原作にほれ込んで、原作者に会いに行き、ドラマ化を口説き落としたという。

「震災以降、もうつまらないドラマの垂れ流しはやめようと思ったドラマ制作者がいたということ。経費削減と視聴率至上主義で疲弊するなか、作る側の情熱が再び戻ってきたんです。これからのドラマはもっと面白くなる。期待していいと思いますよ」(わぐりさん)

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