京大初のプロ指名ドラフト2位田中“恐竜博士”な素顔

WEB女性自身 / 2014年11月1日 7時0分

 千葉ロッテマリーンズにドラフト2位で指名された田中英祐(えいすけ)投手(22)。地元・兵庫の名門私立白陵中学、高校から、偏差値70を超える京都大学工学部に、塾や予備校に頼らず現役合格。忙しい実験や卒論をこなしながら、MAX149キロの速球を武器に野球部のエースとして活躍し、今年6月には大学日本代表にも選出された。

 就職活動では大手商社・三井物産の内定を勝ち取っている。だが、それを蹴って116年の歴史を誇る同大学初のプロ野球選手になるというのだから、「超超超エリート」なのだ。

「勉強はよくできて、成績は図工以外ほとんど満点でした。恐竜についての自由研究もよくできています。お父さんも京都大学出身。野球と体操クラブに通っていましたが、宿題を忘れたことはありません」(米田西小学校5・6年時の担任、柴田宏さん)

 本誌が入手した小学6年生のときの自由研究『恐竜について』は、「研究動機」から始まり、「論文を終えて」で終わる体裁。大学生顔負けのレポートだ。

「小学校のころはおもに捕手。肩は強かったんですが、ストライクが入らない。ある試合で最後2回を投げて、四死球5で自滅。悔し泣きしてました」(バッテリーを組んだ塩市少年野球団・長谷剣士郎さん)

 野球に関しては、あまり“神童”らしいエピソードは出てこない。皆、口を揃えて言うのは、「地味で目立たないが、周りから『やってよ!』と言われると前に出るタイプ」。運動会の選手宣誓をまかされたり、騎馬戦の大将を務めたり。いわゆる進学校の秀才くんという感じ。

「プロ野球を考えていたら、うちにはこないですよ」と言うのは、白陵中学野球部監督の岡野清和さん。「たぶん大学3年ぐらいにプロのスカウトが来て、『えっ!?』と疑いながらも、そんな道もあるのかと考えはじめたかと」

 迎えた10月23日のドラフト会議。「ほっとした」と話す田中投手を見て、彼がプロになれた理由が初めてわかった。「誰に負けたくないとかは特にない。ただただ、自分との闘いです」。

 彼には“欲”がない。ギラギラした夢も語らず、三井物産の生涯収入を天秤にかけない。純粋に好きな野球、やるべき勉強をただただ積み重ねてきた。その姿勢は『恐竜について』を書いたときから変わらない。だからこそ周りの信頼を勝ち取れたのだろう。

(週刊FLASH11月11日号)

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