「無料でパソコン回収」の業者って安全?パソコンの楽ちんな捨て方

女子SPA! / 2018年12月18日 8時45分

状態のいいものは部品交換などの修理をして転売。分解したパーツも売却することで利益を得て、利用者に還元できているという

 大掃除しようにも、物が多すぎてウンザリ…。年末年始や年度末(3月)に、「よし、いらない物を捨てよう」と決心する人も多いだろう。

 でも、捨て方が面倒くさいものもあって、その筆頭がパソコンだ。

 いらなくなったパソコンは、メーカーのリサイクル窓口に送るのが一般的だが、申し込んで伝票を送ってもらう一手間がかかる。それに「PCリサイクルマーク」がないと3000~4000円+税のリサイクル料金も必要だ。

 一方、ネット検索すると「無料でパソコン回収」という業者がたくさん出てくる。これって大丈夫なの? なぜ無料なの?

◆無料で引き取ってくれるパソコンリサイクル業者の謎

 多くのパソコンリサイクル業者は、不用になった&壊れたパソコンや周辺機器を段ボールに入れて送るだけでOK。業者にもよるが、送料無料だったり、段ボールの空きスペースに小型家電も詰め込み放題だったり、なかにはアマゾンギフトカードなどをくれるところもある(扱うパソコンや家電の種類は、各業者のHPで確認が必要)。

 なぜ、パソコンリサイクル業者は無料で回収することができるのだろうか。

 連絡不要で着払いで引き取ってくれる「パソコンリサイクルセンター」はその裏事情をこう明かす。

「ただ捨てるよりも工数は格段に必要になりますが、再利用可能な素材は限界まで細分化して単価を上昇させることにより、着払い発送などのサービスを実現しました。例えば動かないパソコンでも、壊れたパーツを交換すれば中古品として売ることができる場合があります。

 CPUやメモリ、HDD、マザーボード、増設カード、電源、光学ドライブなど、分解して個別のパーツにして売ることもできます。また、マザーボードやCPUには金やコバルト、パラジウム、白銀などの希少金属が多く使われていて、専門業者に買い取ってもらうことができます。液晶パネルも希少金属であるイリジウムを抽出でき、リサイクルされます。ケーブルには銅が含まれていますし、パソコンの筐体やヒートシンクに使われているアルミなどはリサイクル価値が高い。

 説明書や発送に使われた段ボールは再生紙として生まれ変わり、ゴミの減量にも大きな役割を果たしています」

◆パソコン内のデータは悪用されない?

 データを抜き取って悪用されないのだろうか?

「データ消去ソフトを使えば十分に消去でき、そこから復旧するのは非常に難しい。仮に手間暇かけて復旧しようとしても採算が合わず、誰のどんなデータが入っているかわからないHDDからデータを取り出そうとするメリットはないのが現実です。ただ、それでも不安であればハードディスクを物理的に壊して、それも一緒にお送りいただければより安心して処分していただけると思います」

 ハードディスクを物理的に壊す方法は、ネットを検索すると出てくる(ハードディスクを分解するか穴から釘などを差し込み、記録する円盤=プラッタに傷をつける、など)。これはこれで面倒だが、不安ならやっておこう。

― 保存版[捨てまくる技術] ―

女子SPA!

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